なにわ男子、Aぇ! group……関西Jr.活躍の裏に大倉忠義&横山裕らの姿 自らの経験を活かして後輩をサポート

 “とにかく場数を踏め”といわんばかりの現場主義であることが窺えるが、この背景には、関ジャニ∞が上京したての時代に味わった苦労も多少は関係しているのではないだろうか。2014年放送『トーキョーライブ24時~ジャニーズが生で悩み解決できるの!?~』(テレビ東京)で日替わりMCを務めた安田章大は、大阪時代の苦労話を明かした。上京してからも苦労したことがあったかと聞かれると、「鳴かず飛ばずが長すぎましたね」と安田。さらに「大阪時代は苦労してましたね。なんかお金もまったくなかったんですよ。もう時間しかなかった」と続け、みんなで集まっては電車賃を残して、ビール一杯、たこわさ一個を頼んで一緒に過ごしていたと告白。また、2018年に『8時だJ』(テレビ朝日系)が一夜限りで復活した際にも、Jr.時代に関ジャニ∞メンバーがバラエティ番組で必死に爪痕を残そうとしたエピソードが語られたことからわかるように、ステージや舞台が多い東京のジャニーズJr.と比べて当時はそこまで環境が整っていなかった。そんな経験も少なからず、現在のプロデュースに名乗りを挙げたきっかけになっているのではないだろうか。

 KinKi Kidsにはじまり、関ジャニ∞、ジャニーズWEST、なにわ男子と脈々と受け継がれる関西ジャニーズイズム。その勢いは加速し、2020年11月のBoys be結成に続いて、2021年10月にはAmBitiousの結成を発表。まだ若い彼らだけにどんな才能を開花させるのか。これからの関西勢が楽しみだ。

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