なにわ男子、輝き増す「ダイヤモンドスマイル」の世界観 関西ジャニーズJr.時代から歌い継ぐ“原点”の特別さ
6月21日になにわ男子の公式YouTubeチャンネルで「ダイヤモンドスマイル」のMV (YouTube ver.)が公開され、約1週間が経過した現在までに400万回再生を突破している。同曲は、なにわ男子が関西ジャニーズJr.時代から歌ってきたオリジナル曲の一つで、7月13日リリースの1stアルバム『1st Love』に新録バージョンとして収録される。
これまでにもYouTube「ジャニーズJr.チャンネル」でも同曲のパフォーマンスが公開されており、2020年11月21日・22日に開催された『Kansai Johnnys’ Jr. DREAM PAVILION 〜Shall we #AOHARU?〜』での映像も視聴することができる。当然ながら同一の楽曲で、共にきらりと光輝く衣装ではあるが、今回公開された新録バージョンでは曲とグループのストーリーが重なったこと、そして“デビューの魔法”とでもいおうかメンバーの表情が一段と晴れやかで輝きを増している。デビュー発表前の2021年6月11日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)でグループ単独初出演を果たし、同曲を披露したのも懐かしい。そこから同年7月28日、“なにわの日”のデビュー決定の知らせ、そして同年11月に迎えたデビューと、様々な出来事を重ねるとより一層、ジャニーズJr.時代のオリジナル曲の価値を再認識する。
MVは、楽曲の持つキラキラとした世界観をベースにした映像に仕上がっている。電気を消した部屋に、カチカチとリズムを刻む時計。突然、針の動きが早まり12時を指すと扉が開き、強い光が射して7人が登場。センターの西畑大吾、その両脇を固める大橋和也と藤原丈一郎という長年グループを牽引してきた3人を筆頭に、7人の安定したパフォーマンスでお出迎え。西畑に続いて長尾謙杜らが手招きして、“なにわ男子ワールド”へと誘う。
Aメロからは道枝駿佑、高橋恭平のソロパートが続くのだが、道枝は白馬に王冠、高橋はチェス、続いて登場した長尾は展示された衣装にメジャー、大西流星は手鏡にメイクブラシを手にするなど、彼らを印象づけるアイテムが登場する。ソロ、ユニゾンとメンバー一人ひとりのキャラクター、そして歌唱力がよくわかる名刺がわりのような構成だ。アイドルらしい“胸キュン”要素も盛り込まれているが、ブルーとホワイトを基調にした衣装、カラッとした印象の明るい照明づかい、ラストで見せるゆっくりと伸ばした手を胸の前にサッと戻してサインで止めるといったダンスのキレ。そうした一つひとつが、甘さのなかにも凛とした印象を与えている。