ライブにおける収容率100%での“声出し解禁” Official髭男dism、岡崎体育、Dragon Ashら各アーティストの向き合い方は?

ライブ“声出し解禁”への向き合い方

 2月4、5日に開催されたcoldrain主催のフェス『BLARE FEST.2023』は、タイトルのBLAREが意味する通りに“大声で叫ぶ”ことに加えて、観客席でのモッシュも解禁された。こうした盛り上がりが文化としてあるフェスだからこそできる思い切った決断と言えるだろう。

 そしてDragon Ashは大声を解禁する2月23日開催の『DRAGONASH 25th ANNIV. TOUR 22/23 ~ENTERTAIN~FINAL』に向け、新曲「VOX」を2月8日にリリースした。この日にぴったりな観客のシンガロングがあってこそ完成するような1曲だ。声を重ね、観客と共にライブを作り上げることへの誇りが感じられる歌詞も心を打つ。

 ここに書いてきたように、声出し解禁に対してのアクションはアーティストごとに様々だ。それぞれが置かれている状況の中で、あの騒々しくも賑やかなライブカルチャーを取り戻そうとしている。声を出すこと、そして出さないことも自由なライブが帰ってくるまで、あと少しだと願いたい。

※1:https://www.musicman.co.jp/business/532120
※2:https://twitter.com/gyakutarou/status/1622946547846762497

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