ONE LOVE ONE HEARTが示した、結成1年目の集大成 十人十色の個性を発揮したステージを観て

ラブワン、3rdワンマンレポート

 1月29日、スターダストプロモーションとエイベックスの共同プロジェクトによって誕生した、男女混合10人組グループ ONE LOVE ONE HEARTが、東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて『ONE LOVE ONE HEART Oneman Live “LOVE1”』を行なった。グループ始動から約1年、成長した姿を見せてくれたワンマンライブの昼公演をレポートする。

 赤を基調にした衣装でステージに登場した10人は、デビュー曲「Now or Never」でライブをスタートさせる。ダンス、歌、ラップと、それぞれがしっかり見どころを作りつつ、10人いるからこそのフォーメーションや迫力で観客を魅了していく。照明が青く変わると「青い心」が始まり、ぴったりと合ったユニゾンを披露。メンバーたちの表情には若者たちの悩みや葛藤が表れており、楽曲の世界観を作る一部となっていた。

ONE LOVE ONE HEARTライブ写真
ONE LOVE ONE HEART

 ここで改めて「We are ONE LOVE ONE HEART!」と声を揃えて挨拶。久昌歩夢、イーチ、相原一心、藤咲碧羽、咲太朗、佐々木杏莉、笹原遼雅、飯塚瑠乃、洸瑛、矢嶋由菜の順で自己紹介をすると、イーチから「Now or Never」のDance Practice動画は一発撮りだったというエピソードが語られた。久昌が「続いては、僕たちが主演を務めた舞台『オノマトペ』から3曲続けてお聴きください」と曲紹介。まず飛び出したのは「パレードはやめた」。洸瑛の透明感ある歌声、相原の低音ボイス、イーチの力強い歌、男女2人でのコンビネーションなど、見どころ、聴きどころがたっぷり詰まっている。照明がオレンジに変わると、「Breath」へ。1月25日にリリースされた1stアルバム『LOVE1』で新たにアレンジされたバージョンを、10人が力強くパフォーマンスしていく。そして舞台のラストで披露された「オノマトペ」へ。ハーモニーはもちろん、数人ずつ互い違いになっている振り付けなどからも、息の合った様子が窺えた。

 迫力あるパフォーマンスを終えるとステージ上に洸瑛、イーチ、藤咲、佐々木、矢嶋が残り、毎週土曜日にSpotify Music+Talkにて配信されている番組にちなんだトークコーナー「出張『ONE TALK ONE TIME』」が始まる。前半組は、1月28日でグループ発足から1年経ったことを受け、発足から今までをテーマに沿ってトーク。藤咲は「この際だから言わせてください」、イーチは「1年間で一番笑った出来事」、矢嶋は「1年間で一番衝撃を受けた出来事」、佐々木は「1年間で一番感動でした出来事」について、ワイワイと楽しそうに話をしていた。ここでグレーの衣装に着替えた残りのメンバーにバトンタッチ。飯塚が進行役を務めながら、お題に沿った男らしいひと言を競っていく「O-1グランプリ」が開催される。

 トップバッターとして久昌が「落ち込んでいる女子メンバーにかけるひと言」を披露すると、なぜか他のメンバーから「キモイ!」と言われてしまう結果に。そのやり取りに思わず会場からも笑い声が漏れる。その後は笹原が「ライブ中に機材トラブルが発生。その場を静める男らしいひと言」、相原と咲太朗が「『こ』から始まるボルテージが上がる男らしいひと言」を披露していく。会場の拍手の大きさで1位を決めることになったものの、「子どもも立てーい!」と回答した咲太朗の拍手はほぼゼロ。落ち込む咲太朗に向かって、ステージに戻ってきた洸瑛が「俺は一番男らしいと思ったよ」とナイスカバーをし、洸瑛がNo.1に輝く結果で終わっていた。

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