JO1初のアリーナツアー最終公演を振り返る サプライズや感涙シーンも、3時間半に及んだエネルギッシュなステージ

JO1初のアリーナツアー振り返る

 10月23日、JO1初のアリーナツアー『2022 JO1 1ST ARENA LIVE TOUR ‘KIZUNA’』の最終公演が有明アリーナで開催された。9月から愛知、大阪、神奈川、福岡、東京の全5都市で123公演を行った彼ら。最終日は観客との絆を確かめ合いながら、清々しい表情でステージを後にした姿が印象的だった。今回はそんなツアー最終公演をレポートする。

 大勢の観客で埋め尽くされた有明アリーナ。会場が暗転すると映像がスタートし、メンバーが1人ずつ出演。それぞれクールな表情で、観客をライブの世界へと誘っていく。

 爆発音とともにメンバーが登場すると、観客から大きな歓声が。生バンドでの演奏が始まり、オープニングナンバーとして「Move The Soul」「Born To Be Wild」を続けて披露した。80年代の洋楽ポップスを思わせるダンスナンバー「Born To Be Wild」は、河野純喜の突き抜けるパワフルなハイトーンのボーカルが会場の熱気を高めていく。

 大平祥生が「東京! Are you ready?」と会場を射抜くような表情で叫んだ後、「Algorithm」「YOLO-konde」「Walk It Like I Talk It」をパフォーマンス。全5曲を終えたところで、MCに移った。

 MCでは河野と與那城奨が「みなさん盛り上がってますか!」と問いかけると、会場から大きな拍手が沸き起こる。1人ずつ自己紹介を行いながら、「今日は俺らのためにぶっ倒れるまで盛り上がっていきましょう!」(川尻蓮)と、各メンバーが最終公演への意気込みやファンへのメッセージを語った。

 そして、川西拓実による曲紹介へ。きらきらと華やかなイントロが流れ、「Shine A Light」をパフォーマンスした。会場全体に青や水色、白のペンライトが揺れるさまは、まるで星空の中にいるかのようで美しい。続いて、しっとりと爽やかに歌い上げる「僕らの季節」を披露。クリアな歌声が響き渡り、会場を柔らかな優しい空気で包んでいく。

 ここで一度メンバーが捌け、『KIZUNA TAROT』というタイトルの映像がスタート。川尻が占い師役を演じ、メンバーのさまざまな悩みや運勢をタロットカードで占った。コメディタッチの映像には会場から度々笑い声が。観客の姿も時折メインスクリーンに映し出しながら、JO1メンバーとファンとの絆を確認する時間となった。そして映像のラスト、川尻の「これから君たちはバラバラになってしまう……大体15分くらいね」というセリフがトリガーとなって、メンバーが3つのチームに分かれてパフォーマンス。川尻、鶴房汐恩、與那城が「Running」、大平、川西、木全翔也、河野が「Get Inside Me」、金城碧海、佐藤景瑚、白岩瑠姫、豆原一成が「KungChiKiTa」を披露した。

 チーム順にメンバーがステージに集結しMCへ。木全より「次からは絆を振り返る時間にしたいと思います」と次の曲「Be With You(足跡)」が紹介されると、アコースティックギターの音がキラリと響く中で、メンバーの語りかけるような歌声が会場を魅了。白岩と豆原、鶴房と大平のラップのかけあいや、川尻の切なげな歌声が楽曲の世界観に観客をグッと引き込んでいく。

 続いて、メンバーが中央ステージに移動して「ZERO」を披露。円になるフォーメーションで各メンバーが客席を見つめながら歌い上げる姿から、ファンへの愛や感謝の気持ちが伝わってくる。そして、金城が「大好きなJAM(JO1のファン)に僕たちから心を込めて」と語り、メンバーのしっとりとした歌声が魅力的な「流星雨」がパフォーマンスされた。

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