ONE LOVE ONE HEARTが示した、結成1年目の集大成 十人十色の個性を発揮したステージを観て

ラブワン、3rdワンマンレポート

 そんな洸瑛が「ここからはまだ披露したことがない新曲を披露していきますし、既存の曲も披露していきます」と曲振りをすると、今回初披露となる「The Witch」へ。ファンタジーな世界観が見えるメロディに歌と振り付けが組み合わさり、ミュージカルを見ているような気分になってくる。さらに、途中の男子メンバーのラップもいいアクセントになっていた。照明がピンクに変わると、「You & Me」へ。女子メンバーがメインで歌唱する楽曲だが、男子メンバーたちも口ずさんだり、楽しそうにパフォーマンスをしたりと、笑顔を見せる。さらに久昌の「盛り上がってますか? ここからは『オノマトペ』の村川遼がラップしてくれます!」という言葉を合図に、村川遼役を務めた笹原がラップを披露。10人の楽しそうな姿が印象的だった。

ONE LOVE ONE HEARTライブ写真

 MCでひと息つくと、ONE LOVE ONE HEARTの初の楽曲であり、ダンスナンバーの「YOUTH」で再び盛り上がる。勢いそのままに、続けて「本日ハ晴天ナリ」へ。「みんな、寒さに負けんな!」(咲太朗)、「ペンライト、もっとぶん回して行こうぜ!」(久昌)とシャウトし、さらに熱気を帯びていく。「Glory Dayz」では、彼らの若いパワーが会場に充満。さらに、ダンスも歌も1年前と比べて格段に成長している様子からは、彼らの努力の跡も見えた。そしてラストの曲は、咲太郎の真っ直ぐで優しい歌声でスタートする「Alright」。サビでは会場全体が手を振って、一体感を増していた。

 「以上、We are ONE LOVE ONE HEART!」と声を合わせてステージを後にするものの、拍手は鳴り止まない。それに応えるように、「アンコールありがとうございます!」と再び登場する10人。しかし、アンコールで何を披露するかまだ決まっていないという。「皆さんと一緒に決めたいと思います」と「Now or Never」、「The Witch」、「YOUTH」、「Alright」の4曲を候補に会場にアンケートを取った結果、「The Witch」へ決定。「俺らの体力が持つかわからない」と言いつつも1回目と変わらぬクオリティでパフォーマンスをし、大盛りあがりのままライブに幕を下ろした。

JO1初のアリーナツアー最終公演を振り返る サプライズや感涙シーンも、3時間半に及んだエネルギッシュなステージ

10月23日、JO1初のアリーナツアー『2022 JO1 1ST ARENA LIVE TOUR ‘KIZUNA’』の最終公演が…

JO1、数多くのリリース&イベント出演を経て掴んだ紅白初出場 怒涛の2022年を振り返る

デビュー3年目に突入し、独自のポジションを築いているJO1。2022年も『MTV VMAJ 2022』にて「Best Live …

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる