BE:FIRST、2023年はLEOの進化に注目? 新曲のダンスやトークから見える表現への探究心

葛藤を表現につなげるLEO

 そんなLEOだからこそ、笑顔の裏にある葛藤を知るとよりグッとくるものがある。

 冒頭でも触れた通り、『GYAO! MILLION BILLION』内の“CHALLENGE”コーナーでは、LEOが1月期を担当。表現についての理解を深めていくために、作家の燃え殻と声優の花澤香菜をゲストに招いてトークを展開した。

 『BE:1』収録曲「Grateful Pain」では自身も作詞に携わっているLEO。その経験の中から、「自分が本当に傷ついたものや感じたものを書くようにしている」と話していたが、ネガティブになれたからこそ大事なものに気づけたこともあったという。だからこそ、その歌詞に描かれた感情は、BE:FIRSTのファンだけではなく、多くの人の心にも響くようになるのではないだろうかと燃え殻は指摘する。

 「自分はみんなと同じ人間で、そこで上とか下とかつけるのは嫌」というLEO。その感性が多くの人の心を揺さぶっているのだろう。今後、彼が描く世界がまた新たなBE:FIRSTのファンを生み出すかもしれない。

見ていて爽快感のあるLEOのダンス

 LEOの表現力は、ダンスでも確認することができる。ライブではすでに披露されている「Boom Boom Back」。TikTokでも、「#BBBチャレンジ」として、メンバー全員バージョンと複数のメンバーに分かれてのバージョンを公開しており、LEOはSHUNTOとMANATOと共にパフォーマンスする姿を公開している。

 数秒の動画であるが、それぞれの体幹の強さや、普段のレッスンの成果が感じられて感嘆してしまう。難しい振り付けを難なく踊っている姿に、BE:FIRSTの成長を改めて実感でき、特にLEOのダンスは技術が伴っているだけでなく、長い手足を活かしたダイナミックな動きについ惹きつけられる。

 ドーム公演にも意欲を見せているBE:FIRST。LEOの表現力、ダイナミックなダンスは広い会場ではきっとより映えるはずだ。今はまだ一部のみが公開されている「Boom Boom Back」だが、その全貌を見られるのが今から待ち遠しい。

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