櫻井翔、報道番組から紅白まで司会業が絶好調 嵐メンバーとの関係性に変化も生まれた40歳としての1年

 1月14日スタートの土曜ドラマ『大病院占拠』(日本テレビ系)で主演を務めるほか、3月31日には劇場版『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』が公開予定と、俳優としても活躍する櫻井翔。1月25日には41歳の誕生日を迎える。

 2022年を振り返ってみると司会としても大活躍した櫻井。昨年2月に開催された日本テレビ系の北京五輪番組でのスペシャルキャスターを皮切りに、7月放送『THE MUSIC DAY』、12月放送『ベストアーティスト2022』(ともに日本テレビ系)で、それぞれ総合司会を務めたのに加え、大晦日も『第73回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)でスペシャルナビゲーターとして出演した。長年に渡って月曜キャスターとして出演する報道番組『news zero』(日本テレビ系)も含め、報道からバラエティまで様々な生放送番組の司会に抜擢されている。

 報道番組では情報を正確にかつ的確に伝えるほか、問題点や課題についても言及。自ら取材に出て、現地の様子や選手の生の声を届けることも。情報量、知識量に加えて生放送で機転を利かせつつ、それでいて落ち着きがある。一方、音楽番組では様々なアーティストを迎え、彼らの緊張をほぐすかのようにトークを交わす。パフォーマンス中はリズムをとって音楽を楽しむ場面もあるなど、櫻井の進行はノリの良さとリズム感が伴っているのも特徴のひとつと言えそうだ。これも持ち前のリズム感や勘、パフォーマンスのために磨いてきた歌とダンスなどの土台も影響するのだろう。

 『第73回NHK紅白歌合戦』では、総合司会と共に緊張の走る生放送を華やかにそして安定した進行で支えた。特別企画「ディズニースペシャルメドレー」では櫻井が久しぶりにパフォーマンスを披露。白のスーツ姿に着替え、ミッキーマウスと共に登場。様々なアーティストらと一緒に夢のステージへと誘った。また、嵐のメンバーである松本潤との共演でも大きく話題を集めた。ゲスト審査員として座る松本のそばに駆け寄り、一緒にピースサインをしながら久しぶりのツーショットをファンに届けた。アーティストとのトークでは生放送らしい緊張感やライブ感を届ける役目を果たすなど、全方位で櫻井の活躍ぶりが光っていた。

 櫻井は、スポーツ報知のインタビュー(※1)で、近況を語ったほか、嵐のメンバーとの関係性についても言及。全員と連絡を取っていることや、以前よりも友達っぽくなったと変化を明かした。グループ活動においては、時に“超”がつくほどの多忙ぶりだった嵐だけに、家族以上の濃密な時間を過ごしたであろう。現在のように少しだけ距離を取ることでまた新たな側面から関係性を築いているようだ。嵐としても、2021年11月に全国公開された『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』のパッケージ化に続き、1月20日からはPrime Videoにて独占配信がスタート。グループ活動こそ休止しているが、その間も様々なコンテンツを届けてくれている。いましかできない一人ひとりの活動が、きっとまた大きな財産となってグループ活動に還元されるのだろう。

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