ジャニーズWEST&なにわ男子、ボケもツッコミも貪欲な姿勢 “カッコイイのに面白い”関西ジャニーズの伝統
グループ一丸となって笑いに挑むなにわ男子
なにわ男子も2021年にデビューしたとは思えない巧みなバラエティスキルを発揮。彼らの公式チャンネルでは1月9日に誕生日を迎えた西畑大吾のために、メンバー6人が“なにわ”にちなんだ72個のボケをプレゼントする『なにわ男子【2023年最大のイベント】72のボケとツッコミ』と題した企画が配信された。メンバーが繰り出すボケ全てに西畑がツッコむというどちらにとってもなかなかハードな企画にチャレンジしている。
動画ではコンサートのMCをはじめ、グループとして出演するバラエティ番組でもスムーズな進行を担当する西畑に6人がモノボケやギャグを披露し、西畑がツッコむスタイルで進行する。6人が1人ずつ、また時にはコンビを組み、コント仕立てなどのスタイルも交えボケていく様子は、実に堂々としている。バラエティ番組で活躍中の藤原丈一郎や大橋和也といった お笑いのスキルが高い印象のメンバーだけでなく、年下組の大西流星や道枝駿佑、長尾謙杜、高橋恭平も果敢に笑いを取りにいく姿勢に驚かされた。バラエティ担当メンバーだけが目立つのではなく、メンバー全員が一丸となってファンを楽しませようとする姿からチーム力の強さが窺われた。
こうした姿勢やチーム力は、関西ジャニーズJr.時代にホームである大阪・松竹座の舞台でコンサートの合間に、ファンの前でコントやギャグ、漫才などを披露し、生の反応を体感して成長した彼らの強みであるように思う。
先輩の背中から学んだ“カッコイイのに面白い”関西ジャニーズ
ジャニーズWESTをはじめ関西ジャニーズのメンバーは、デビュー前に『ザ少年倶楽部in大阪』(NHK総合)に出演した際にはモノボケコーナー企画で数々の爪痕を残している。中でも中間がサッカーボールを使ってボケた「パンダ丸めたった」は今なおファンに語り継がれている珠玉のボケだ。こうしたお笑いの要素を取り入れたのは関西ジャニーズの先輩・関ジャニ∞の存在も大きいだろう。ジャニーズWESTもなにわ男子も彼らの背中を見ながら、歌やダンス、演技に加え、笑いの大切さも実感してきたのではないだろうか。先輩のライブでバックを務める際には例えムチャ振りであっても、全力で対応するのが関西ジャニーズJr.の流儀でありプライドだ。
先日無事千秋楽を迎えた関ジャニ∞のドームツアー『18祭』でもバックを務めた関西ジャニーズJr.のユニット・AmBitiousのメンバーがドームを埋め尽くした観客の前で、渾身のギャグを披露していた姿もあり“カッコよくて面白い”関西ジャニーズの層の厚さに驚かされた。
常に全員参加のスタンスを貫きながら、笑いを通じ見ている人に幸せを届けてくれる両グループのYouTubeを楽しみにしたい。
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