藤原丈一郎、大西流星、高橋恭平……2023年俳優での活躍にも期待したい、なにわ男子メンバー
2021年11月のCDデビューから一年が経過したなにわ男子。2022年はシングルを2作、アルバムを1作リリースしたほか、デビュー後初となるコンサートツアー『なにわ男子 Debut Tour 2022 1st Love』を開催するなど順調に活動を続けている。7人全員で出演する地上波レギュラー番組に加えて、ソロとしても様々な番組に出演。バラエティ番組をはじめ、俳優としての出演も増えている。本作では年末から2023年初頭に発表されている作品から俳優として活躍する3人のメンバーにフォーカスしてみたい。
藤原丈一郎
2022年12月27日に放送されたスペシャルドラマ『生ドラ!東京は24時』(フジテレビ・関東ローカル)に出演した藤原丈一郎。鈴木保奈美との共演を果たした。2週連続で放送された番組で、藤原は第1夜の『シンガロング!』に出演。鈴木保奈美との共演を果たした。本作は完全ワンカットの生放送ドラマで、年末特番の音楽番組を生放送するテレビ局を舞台に、鈴木演じるプロデューサーの吉田良子と、藤原演じるADの井上拓海が相次いで起こるトラブルに対処していく。生放送ドラマ特有の緊張感は、事前情報の影響もあるが視聴者側もソワソワさせられた。リアルタイムで視聴者のTwitter投稿が表示されたほか、藤原が劇中で着替える衣装をTwitter投票で決定する視聴者参加型の仕組みも。全てが一発勝負の舞台に挑んだ。
冒頭でスタジオの階段を駆け下りて登場した藤原。息を切らした様子でセリフを放ち、表情を変えたり時計を見る仕草を見せたりと、細かい芝居を続けていく。1カメではあるが定点ではなく、スタジオからスタジオ裏と移動、次々と登場人物と言葉を交わすスピーディーに場面が展開していく。滑舌もよく、安定感ある芝居で吉田と井上のタッグを見事に演じた。藤原のアイドルとしてのキャリア、歌唱力、舞台経験が大いに活かされており、まさに“ブラボー!”な活躍。視聴者としてもスリルと見ごたえ、そして達成感が得られる視聴体験をさせてもらった。本作での活躍ぶりはきっと多くの関係者の目にも止まったのではないかと予想する。2022年にはドラマ『消しゴムをくれた女子を好きになった。』(日本テレビ)にて主演・大橋和也の親友役を好演し、演技の評価を高めている藤原。今後の活躍が楽しみだ。
大西流星
2022年『ViVi』(2023年2月号)の目玉企画『国宝級イケメンランキング 2022年下半期』で新設の「ウチの推し」部門、「デフォで顔面フィルターかかってるやろ」大賞を受賞した大西流星。美容マニアとして知られる大西は、その豊富な知識とメイク術は番組でも発揮するほか、昨年はマスカラベースをプロデュースするなど一歩、二歩とさらに踏み込んだ活躍を見せている。
それと並行して俳優としての活躍も目覚ましく、2022年1月期放送のドラマ『鹿楓堂よついろ日和(テレビ朝日)で中尾椿役を演じたのに続き、7月期には『彼女、お借りします』(同局)で主演の木ノ下和也役を演じた。
そして今年は2023年3月17日公開の映画『わたしの幸せな結婚』への出演が決定している。本作は顎木あくみの作品で、2019年に小説・コミックが刊行され、シリーズ累計発行部数500万部を突破。2022年にはアニメ化も発表された人気作品だ。心を閉ざしたエリート軍人、久堂清霞をSnow Manの目黒蓮が務め、大西は久堂の幼馴染で、次代の帝位を継ぐ皇子・堯人を演じる。すでにキービジュアルが公開され、麗しい姿を披露している。バラエティ番組でも“あざとかわいい”キャラとして個性を発揮するなど、唯一無二のポジションを確立している。