J.Y. Park、NiziUとの師弟共演に向けてメッセージ 「60歳になってもダンス歌手を続ける」という夢への思いも明かす

J.Y. Park、NiziUとの師弟共演に意気込み

「60歳までダンス歌手を続ける」という夢に向けて

——コンサートのタイトルにもなっている「Groove Back」という楽曲の中では、「鈍くなったグルーヴの本能を呼び覚ます」という歌詞があります。「Groove Back」というキーワードが出てきたのはどうしてだったのでしょう。

J.Y. Park:80年代の音楽や文化に対する恋しさを感じたことがきっかけです。というのも、自分の事務所からリリースするさまざまな音楽も含めて、最近の大衆音楽や大衆文化には80年代の音楽が持つ余裕やグルーヴが欠けているように感じるんです。80年代の音楽やグルーヴを愛する1人のミュージシャンとして、そういう音楽がまた世の中に戻ってきてほしいなという気持ちがありました。

——そういったグルーヴを表現したいからこそ、コンサートでは「生バンド」での演奏にこだわっているのですか?

J.Y. Park:そうですね。生バンドで演奏するだけでなく、録音したサウンドは一切使用しません。その日、そのときの気分によって即興でテンポを変えたり、構成を変えたりしたいからです。今回のコンサートでは、会場をグルーヴでいっぱいにしたいと思っています。また、会場の中でできるダンスをレクチャーして、ファンのみなさんと一緒に踊る時間を設けようと思っています。

——J.Y. Parkさんは「60歳になってもダンス歌手を続けたい」と公言されていますが、今後の活動についても抱負などを教えてください。

J.Y. Park:まず、まだこうして生きていられることに本当に感謝しています(笑)。「60歳までダンス歌手を続ける」というのは、私が30代の頃から漠然と描いていた夢だったんですよ。でも、今ではその夢まであと9年、カウントダウンに入ってます。遠い将来の話だと思っていたのに、なんとも不思議な気持ちです。

 私はこれまで活動を続ける中で、いつもファンの存在の大きさを実感し、「ファンよりも勤勉であれ」と自分の胸に刻んできました。これまでも行なってきた「規則正しく健康的で、正しい生活態度」を継続しながら、60歳になってもファンのみなさんに最高のステージをお見せできたら嬉しいですね。私のそういう姿を見ていただくことで、何かしらの元気やパワーを受け取ってもらえたらという想いもずっと持っています。

 また、若いアーティストたちに1つのキャリアを示せたらとも考えています。歌手の道を歩む中では、本当にさまざまな混乱が生じるものです。そういう壁のようなものにぶつかったとき、誰かの言葉が役に立つこともあるかもしれませんが、私自身の生き様を見てもらうことで今後のキャリアを描くきっかけになればと思っています。

——最後に、日本のファンへのメッセージとして、J.Y. Parkさんの考える「夢を叶える秘訣」を教えてください。

J.Y. Park:夢に向かって努力しているとき、どんなに一生懸命頑張っても結果に結びつかず、悔しい想いをすることもたくさんあると思います。私自身、デビューしてから今日まで、絶えず最高のポジションにいたわけではありません。大きな苦労もしましたし、「悔しい」と涙をのんだこともたくさんありました。でも、諦めずに試行錯誤を続けてきたことで、なんとかここまで来ることができたんです。だから、みなさんも何か失敗や努力が実らない経験をしたとしても諦めずに、人生を長い目で見て行動し続けてほしいなと思います。

■公演情報
『J.Y. Park CONCERT ‘GROOVE BACK’ IN JAPAN』
会場:ぴあアリーナMM
1月28日(土)OPEN/START 17:00/18:00
1月29日(日)OPEN/START 15:00/16:00
※SPECIAL GUEST:NiziU
https://jypj-store.com/pages/jyp-gbj#schedule
1月14日(土)10時から一般発売スタート

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