稲垣吾郎、花に向ける特別な愛情 ニコライ・バーグマンとのハイテンションな対談を観て

 「今日は幸せだ!」「今日楽しいね!」と新年早々、声を弾ませた稲垣吾郎。1月1日にオンエアされた『7.2 新しい別の窓 #58』(ABEMA※以下、『ななにー』)内の「インテリゴロウ」のコーナーでの一幕だ。普段クールな印象のある稲垣が、これほど感情的になって画面に映るのは珍しい。

 通常、このコーナーでは文学作品や映画に携わる様々な文化人をゲストに招き、トークを繰り広げている。この日は、元日放送ということもありスペシャルな企画となった模様。ゲストとして登場したのは、大人気フラワーアーティストのニコライ・バーグマンだ。

 稲垣にとって、花は生活に欠かせない存在だ。2020年、19年ぶりとなるフォトエッセイを出したときにも、タイトルにドイツ語で“花”を意味する『Blume(ブルーメ)』と付けたことからも、花への愛情深さを感じることができる。

 美しい花に囲まれた生活を理想とし、行きつけの花屋さんもあるとブログに紹介していたこともあった。そんな稲垣にとって、ニコライ・バーグマンとの対話は初夢とも言える展開だ。

 「青山のお店で、ニコライさんのブーケを買ったことがあって! いつかニコライさんにお会いしたいということで。夢が叶いました」と喜びをあらわにすると、セット内に施された特別なフラワーアレンジメントたちにも注目していく稲垣。お正月を意識して華やかに彩られた花々に「これ、大好き!」とワクワクが止まらない。大人の落ち着きと余裕を漂わせた稲垣吾郎とはまた一味違った、好きなものに瞳を輝かせて興奮する稲垣吾郎を見ることができた。

 ちなみに、この『ななにー』を制作するスタッフと稲垣との関係性はちょっぴり複雑だ。稲垣に近づこうと距離を詰めるスタッフに対して、稲垣が少しツンと突き放す。そんなツレないやりとりが笑いを生み出している。今回も、ニコライ・バーグマンの作品にまぎれて、スタッフが置いた造花を見つけるやいなや「いらないよ、これ! おかしいでしょ、ニコライ・バーグマンさんの作品に!」と撤収してみせる。

 続けて、ニコライ・バーグマンのこれまでの実績を振り返りつつ、「いつかイングリッシュガーデンをやってみたい」「クレマチスの丘とかもありますよね。幸せだよね、花に囲まれるっていうのは」と稲垣の願望に話題が移ると、スタッフから「クレマチスってなんですか?」という質問が飛び込んでくる。

 それまでニコライ・バーグマンとのフラワートークでうっとりとした表情から一変、「そんなん自分で調べて!」と一蹴する稲垣。しかし、そんな厳しい言葉を放ちながらも、つい自分で少し笑ってしまうところに、冷たくなりきれない稲垣のやさしさがこぼれだしてしまうといったところだろうか。今年も、そんなツンデレな稲垣をこのコーナーで楽しめそうだ。

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