KinKi Kids、ファンと一緒に過ごす年末年始の過ごし方 堂本剛が堂本光一の誕生日に贈った“健康”のプレゼント
この日の放送でも「昨日、光一くんが44歳ということでございまして」と言及していた堂本剛。今年の1月1日に行われたコンサート『Concert 2022-2023 24451 ~The Story of Us~』の大阪公演で渡されたプレゼントは、除菌ができるアルコール製剤だった。しかも、一斗缶(1つ約15キロ)を6つも用意したというから可笑しい。物理的な重さも、そして“健康に過ごしてほしい”という想いもずっしりと感じられる贈り物がまた微笑ましい。突発性難聴を患いながらアーティスト活動を続ける堂本剛にとって、“健康”は堂本光一に最も贈りたいものの一つなのではないだろうか。
この日の挨拶でも「本当はライブもいろいろなチャレンジをしようと思って少し踊ってとか……頑張ってみたいというのもありました。愚痴っぽくなりますけど、本当はうまく身体をコントロールして自分たちのライブに挑みたかったけれども、やっぱり多忙な日々を過ごすとちょっと聴力が落ちてきたりして、なかなかそのあたりのコントロールが難しかった」という悔しさをにじませる本音も飛び出していた。
それでも「みなさんの声援を感じながら、自分なりに頑張った次第でございます」「お聞き苦しいところもあったと思いますが、みなさんの愛に包まれながら、なんとか乗り切れたこと心より感謝いたします」と最後は前向きな言葉を選んだ堂本剛。その言葉に、KinKi Kidsにとって年末年始はデュオとしての絆に加えて、その活動を支え見守り続けてきたファンとの繋がりも改めて感じられる時期なのだと実感した。
2022年にCDデビュー25周年を迎えたKinKi Kids。その長い歩みに思いを馳せながら、新年の挨拶に胸を熱くさせていると「この番組は何も変わりません」といつもどおりのゆるさを感じさせるコメントで、笑いを誘う。2人が大晦日に出演した『NHK紅白歌合戦』では、山下達郎のサプライズメッセージにも「おふたりの空気が全く変わらないことが何よりも驚きで嬉しいです」とあった。
2人を取り巻く環境は、この25年で大きく変わった。エンターテインメントのあり方も、ジャニーズ事務所の顔ぶれも、それぞれの活躍の幅も……。それにも関わらず、2人とファンとの関係性、そしてこの『KinKi Kidsどんなもんヤ!』は変わらないという奇跡を感じることができた2023年の年明け。これからさらに25年後も、変わらぬKinKi Kidsらしさにほっこりできるお正月を迎えられたらと願わずにはいられない。
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