超ときめき♡宣伝部、2022年末に届けた最大級の“ときめき” 横浜アリーナ公演開催を高らかに宣言した感動的な一夜を振り返る
超ときめき♡宣伝部が12月24日、25日にワンマンライブ『超ときめき♡宣伝部のどきどきクリスマスパーティー2022 in 中野サンプラザホール〜もう一度また、ゼッタイだよ』を東京・中野サンプラザホールで開催した。超とき宣のクリスマスライブは『ときクリ』の愛称で2015年より毎年開催されている恒例イベントで、25日公演はCSテレ朝チャンネル1でも生中継。会場に集まった各日約2000人の聴衆のみならず、全国の宣伝部員(超とき宣ファンの呼称)たちも巻き込んだ盛大なパーティが繰り広げられた。ここでは25日公演の模様をレポートする。
辻野かなみ、坂井仁香、菅田愛貴の3名による影ナレに続き、ステージ背面に設置されたハート型フレームのスクリーンにオープニングムービーが映写されると、暗がりのステージ上にはおもむろにバンドメンバーがスタンバイ。本公演は超とき宣にとって初の生バンドスタイルとなっており、女性プレイヤー5名(ギター×2、ベース、ドラム、キーボード)で編成されたバックバンドがその確かな演奏力でパフォーマンスを支えた。
荒々しいオープンハイハットの4カウントに導かれて舞台が明転すると、疾走感あふれるバンドサウンドとともにパステルカラーのチェック衣装をまとった超とき宣の6人が横一列で登場。心地よく歪んだギターリードで始まるポップロックナンバー「むてきのうた」でパーティの幕を開けると、さらに「GAMUSHARA」「初恋サイクリング」とメロコア系ナンバーを畳みかける。生バンドならではの醍醐味とも言える曲間0秒のシームレスアレンジでディスコビート曲「きみに夢中ガール」「愛Song!」が披露されたかと思えば、息をつく間もなくキラーチューン「すきっ!」を序盤で惜しげもなく投入。オーディエンスとのクラップ交換や自撮り棒を駆使した演出なども絡めながらノンストップでパフォーマンスされた冒頭6曲によって、会場は否応なくハッピーなパーティムードに支配されていった。
超とき宣として幾度となく立ってきたこの日の会場・中野サンプラザは、老朽化などを理由に2023年7月2日をもって閉館、50年の歴史に終止符を打つことが決定している。MCでは小泉遥香がこの件に触れ、「私たちが中野サンプラザさんの最後のクリスマスをライブで務めさせていただけるということで、とてもうれしいです!」と喜びを口にする。杏ジュリアはそんなサンプラザへの思いを髪型に込めたと明かし、「初めて中野サンプラザさんに立ったときと同じツインテールで、今日は久しぶりのツインテールをしているので、ツインテールをちゃんと見ていただけたらなと思います!」とワンセンテンスに3回「ツインテール」をねじ込む念の入れよう。吉川ひよりは自身のメンバーカラー(超ときめき♡グリーン)に掛けて「緑はクリスマスツリー(の色)。ツリーの輝きに負けないくらい、今日も輝いていきたいと思います!」と意気込んだ。
そして軽快なソウルポップ「SHIBUYA TSUTAYA前で待ち合わせね!」「雨上がり」、切ないメロディが印象的なパンクチューン「SWEET SWEET DAYS」のパフォーマンスに続き、スクリーンには超とき宣の6人が「来年からしばらく会えなくなってしまう相手に想いを伝える胸キュンセリフ」にチャレンジする企画ムービーが上映される。この日のサブタイトル「もう一度また、ゼッタイだよ」をセリフに盛り込む各人の奮闘を、会場の宣伝部員たちは固唾を飲んで見守った。