I Don't Like Mondays. 挑戦の一年を締めくくる見事な大団円 新章への期待膨らんだ『Black Thunderbird TOUR』レポ
2022年にリリースされた新曲の一つ「空の青さにみせられて」では、YUが中盤のEDMのドロップ風のパートで「このツアーで一番高くジャンプするぞ!」とフロアに呼びかけ、まさにその言葉のとおり、観客と共にこの日一番の熱狂を生み出してみせた。この曲のポップアンセムとしての輝きは凄まじく、今後ホールやアリーナといったさらに大きな会場で鳴りわたる光景がはっきりとイメージできた。その後、「こんな時代を、スクロールしながら乗り越えていこうぜ!」というYUの叫びに合わせて、本編ラストナンバーの「スクロール。(Arranged by tofubeats)」へ。サビのたおやかなメロディが非常に美しく、ピースフルな空気感が会場を満たしていく景色はとても感動的だった。
アンコールでは、「TONIGHT」の終盤におけるトロピカル風のドロップパートでこの日の最高潮を再び更新。さらに「今日という日にふさわしいこの曲をお届けしましょう。」という言葉を添えて披露した「Perfect Night」では、空高く突き抜けるような爽やかなメロディを通して、会場を豊かなポップフィーリングで満たしてみせた。
この日最後のMCパートで各メンバーは、今回のツアーを通して得た充実感をそれぞれの等身大の言葉で丁寧に語った(その途中では、お蔵入りになったライブのオープニングSEを特別に公開したり、一足先にCHOJIの誕生日をサプライズで祝う一幕もあった)。和気藹々と話し合うメンバーたちの表情からは、この一年を、そして今回のツアーを後悔なく走り抜けた達成感がしっかりと伝わってきた。最後にYUは、このツアーに参加してくれたファンに改めて感謝の気持ちを伝え、「今より、さらにセクシーな君たちに会うのを楽しみにしています!」と叫んだ。そして、「On my Way」で長きにわたるツアーを鮮やかに締め括ってみせた。この日のライブを観て、「PAINT」から幕を開けた2022年は、彼らにとって大きな挑戦の一年であり、そしてそうした日々は、確実に4人にとってかけがえのない糧になっていることを再確認できた。彼らは来年以降も、次々と新しい世界を切り開きながら突き進み続けていくはずで、その意味で2022年は大いなる序章に過ぎないのだと思う。ここからさらに加速していくアイドラの物語の新章への期待が際限なく膨らむような、素晴らしい一夜だった。
■ライブ情報
I Don't Like Mondays. 初のファン投票型ツアー『"1st SELECTION TOUR" supported by Fanicon』
https://idlms.com/news/346322
※楽曲投票はファンクラブ会員を対象に実施
※投票開始は12月4日(日)を予定
東京追加公演
日時:2023年3月20日(月)開場 18:30 / 開演 19:00
会場:duo MUSIC EXCHANGE
(〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2丁目14-8 O-EASTビル)
お問い合わせ:キョードー東京 0570-550-799
※平日 11:00-18:00 / 土日祝 10:00-18:00
https://www.kyodotokyo.com/
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