I Don’t Like Mondays.が届けた、ミラーボールのように輝く明日への光 自身最大キャパ豊洲PIT公演を振り返る

アイドラ、初の豊洲PITワンマンレポート

 2月8日、豊洲PITにて、『I Don’t Like Mondays. “FUTURE”TOUR』のファイナル公演が行なわれた。自身最大キャパシティの会場はソールドアウト。満員のフロアで見せてくれたのは、スタイリッシュでクールな見た目とは裏腹な、どこまでも熱いステージだった。その模様をレポートしたい。

 客電が落ちるのを合図に、彼らの登場を待ちきれない観客たちが、ハンドクラップを始める。一人ずつ登場したメンバーに、割れんばかりの歓声。期待でパンパンに膨れ上がった会場へまず一番に届けられたのは、「FANCY GIRL」だ。4人が紡ぐ軽やかなリズムとサウンドに身を委ねるフロア。つづく「TOKYO BROTHERS」で「Are you ready?」とYU(Vo)が叫ぶと、オーディエンスは大きな歓声と高く上げた右手で応え、早くも会場は一つになる。この曲はCHOJI(Gt)のギターソロも見どころだ。ロックなギターサウンドが広い会場の隅々にまで響き渡り、そのうねりへと会場中を巻き込んでいく。

CHOJI
KENJI
SHUKI
YU
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 「今日はあなたたちの中にあるもの、全部さらけだしてちょーだい!」 そんな開放的なYUの言葉に煽られ始まったのは、爽やかなサマーチューンの「LEMONADE」。色鮮やかなブルーのライトがステージを照らし、外の気温などお構いなしに真夏のビーチへと連れていかれる。SHUKI(Dr)は、高いドラムセットの上でスティックを叩いてハンドクラップを扇動し、朗らかな笑顔を見せていた。上がったテンションをさらに開放へと向かわせるのは、どこか切ない夏の終わりを感じさせる「TONIGHT」。光の線を敷き詰めたようなステージセットへ一斉にライトが灯り、美しいグラデーションを描く。KENJI(Ba)の長い手足で刻むリズムや、YUの伸びやかな声に誘われるようオーディエンスたちは踊りだし会場を揺らす。誰もが4人の奏でるサウンドに魅了され、心地よさに酔いしれていた。

 「この会場が、日本で今一番イケてる会場だということを皆さんに証明してもらおうか!」そんな言葉がYUの口から飛び出すと、あちこちで男女問わず歓声が飛び交い、また一気に熱が上がる。心地よいテンポと抜け感のあるサウンドの「Up to U」「AITAI」で、会場はリラックスムードへ。かと思えば、スラップベースと激しいドラムでブレイクを挟み、「FIRE」で再び火をつけられる。CHOJIとKENJIがどちらからともなくお互いに近寄っていくと女性ファンから悲鳴が上がるが、二人は余裕の表情。二人して曲に合わせ、左右に揺れる様子も可愛らしかった。

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