中島健人が語ってきた二宮和也への愛とリスペクト 映画『ラーゲリより愛を込めて』で受けるさらなる刺激

 二宮和也主演の最新映画『ラーゲリより愛を込めて』がいよいよ12月9日に公開される。原作は辺見じゅん著の『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』。二宮演じる主人公・山本幡男が事実無根のスパイ容疑により、妻と4人の子どもを日本に残したままシベリアのラーゲリ(収容所)に収容されてしまう。戦後のラーゲリを舞台に、過酷な環境下でありながらも生きる希望を唱え続け、運命に翻弄されながらも最愛の妻との再会を願い続けた11年に及ぶ夫婦の愛を描いたノンフィクション作品だ。

 愛する夫を信じて待つ妻・山本モジミ役には北川景子。二宮演じる山本と共に過酷なラーゲリを生き抜く捕虜仲間役に、松坂桃李、安田顕、桐谷健太、そして二宮の事務所の後輩である中島健人(Sexy Zone)が出演。中島は拘留者仲間で最年少のムードメーカー・新谷健雄役を演じる。

 今年8月に行われた映画の完成報告会見では、中島が人生初の丸刈り、ふんどしに挑戦したと明かされたほか、撮影の合間には中島が二宮に「ジャンパーを着てください」と気づかいを見せるものの、二宮は素っ裸の人に服を着てと言われても着られないと、役者根性を見せ、寒がる後輩を前に着なかったなど、先輩、後輩思いの彼らのエピソードが聞こえてきた。そんなエピソードからも伝わるように、かねてから二宮愛を叫んできた中島。念願の共演が叶った作品だ。

 中島が語る二宮のエピソードで印象に残っているのが、2019年3月に中島が単独MCに初挑戦したDisney DELUXEのオリジナル番組『Disney イッツ・ア・クイズワールド』でのこと。配信記念イベントで中島は、尊敬する先輩として二宮の名前を挙げ、二宮から「バラエティ、映画、ドラマ、それぞれにしっかり自分という役作りをしたほうがいい」とアドバイスを受けたという(※1)。

 その言葉を胸に刻んだかのように、中島は様々な仕事に挑戦している。2020年2月には、『生中継!第92回アカデミー賞授賞式』(WOWOW)のスペシャルゲストとして出演。現地・ハリウッドでのリポーターを任されたほか、中島も「いつか自分もここを歩きたい」と語るなど、将来の夢を抱くきっかけにもなったようだ。

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