BE:FIRST RYOKI、真っ直ぐな人柄が持つ親しみやすさ センスとストイックさでグループ支える心強い存在感
メジャーデビュー1周年を迎え、ますますその勢いを増しているBE:FIRST。11月10日には、オーディション番組『THE FIRST』をオンエアしていた朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)にVTR出演し、「濃い1年だった」と語っていた。グループとしてはもちろんのこと、そんな1年の間にそれぞれのメンバーが過ごした日々は目まぐるしいものだったことだろう。今回は、語学力や持ち前の親しみやすさを生かし、BE:FIRSTがナビゲーターを務めるラジオ番組『GYAO! MILLION BILLION』(J-WAVE)にて海外アーティストへの英語インタビューに挑戦中のRYOKIにスポットを当てる。
『THE FIRST』に参加する以前から、役者・三山凌輝として活動していたRYOKI。すでにステージに立つ人だったからこそだろうか、独特のオーラを放っている。「俺を見ろ! という主張が強く感じられる」とSKY-HIも評していたが、それまでに積んできた経験が生きているからだろう。しかし、グループとして活躍していくためには、ひとりが目立っているよりも、メンバーと一緒にグループの力を底上げしていくことが重要。グループの中では年上組になるRYOKIは、全体を俯瞰してさりげなくサポートしていくポジションに移行していったように思う。
一方でおちゃめな一面もあり、そこをほかのメンバーがフォローしたり、ツッコんだり、という場面も。そして、これはBE:FIRSTのメンバー全員に共通することだが、RYOKIも例にもれず、努力家である。歌やダンスは独学で学び、個性を手に入れた。コロナ禍で仕事がなくなったときには、カバー曲の映像をYouTubeにて公開するなど、落ち込みつつも前向きに取り組んでいた、というエピソードも明かしている(※1)。逆境も力にしていく。それがRYOKIだ。
今年のRYOKIの活躍として忘れてはならないのが、映画『HIGH&LOW THE WORST X』への出演だ。主人公・花岡楓士雄が頭を務める鬼邪高校の敵として立ちはだかる、瀬ノ門工業高校のトップ・天下井公平を演じた。劇中で「最強最悪」とまで言われた天下井。スクリーンに映る彼が見せたのは、無慈悲で誰も信用しない、尖った姿だった。BE:FIRSTのRYOKIとしてではなく、俳優・三山凌輝として存在感を十分に示した。
また、本作において印象的だったのが、川村壱馬と吉野北人(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)や中本悠太(NCT 127)ら共演者との交流だ。多くのインタビュー、プロモーションで見られるのは、4人の仲の良さ、そして絆。その中で、RYOKIのコミュニケーション能力の高さに言及される場面も多くあった。グループ活動でも、忖度せずにはっきりと思ったことは言う姿は見せていたが、彼は人懐っこさも兼ね備えている。素直に相手にぶつかっていく姿は、多くの人の心を掴み、共感を得るのだろう。そして、そんな彼の素質は、今後も間違いなく人と人を繋ぐ大切な役割を果たしてくれるはずだ。