LE SSERAFIM、新たなビジュアルイメージで5カ月ぶりショーケースにカムバック さらに強く表れたパフォーマンスへの自信

LE SSERAFIM、5カ月ぶりショーケース

 今作では「Good Parts (when the quality is bad but I am)」の作詞にSAKURAとYUNJINが参加。デビュー100日記念に自作曲の「Raise y_our grass」を発表したYUNJINは、他にも「Impurities」「No Celestial」の制作にも参加している。SAKURAは「『Good Parts』の完璧ではない自分も自分の一部として愛そう、というこの歌のテーマに共感した」と語り、YUNJINも「このアルバム全曲には私たち自身のストーリーが込められているので、余計に制作への参加に意欲が湧いたし、聴く人に共感してもらえるように率直に自分たちの考えを込めたかった」と想いを明かした。

 YUNJINとEUNCHAEによる「ANTIFRAGILE」の振付のポイントダンスの披露では、筋肉を誇示するような力こぶの振付から猫のような振付につながるので、“マッスルキャットダンス”と名付けたと説明。HYBEの後輩たちや、イ・ヒョンのような筋肉自慢の先輩アーティストとダンスチャレンジを撮影してみたいと語った。アルバムの予約枚数が62万枚を超えたという話題では、自分たちの努力が認められたようで嬉しく、より良いパフォーマンスでお礼として返したいと感謝の気持ちを述べた。

 ここで一旦メンバーたちは退場し、同日0時に公開されたばかりのタイトル曲「ANTIFRAGILE」のMVを挟んで、同曲のステージ披露となった。ラテン調ポップなリズムに相反するような重いビートが絡みつく中毒性のあるナンバーで、パワフルでどこかユーモラスな印象もある独特な振付が印象的だ。ミドルテンポのR&B調ナンバーの「Impurities」では、早くも“LE SSERAFIMらしさ”のイメージとなった床の上での振付から始まり、「ANTIFRAGILE」とはまた異なる落ち着いた魅力のパフォーマンスを見せてくれた。

 パフォーマンス後の質疑応答では「決戦と言えるような第四世代ガールズグループの中で、LE SSERAFIMだけが残せる爪痕は何だと思うか」という質問に対し、リーダーのCHAEWONが「今年は素敵でカッコいいグループがたくさんデビューしましたし、私たちもそのひとつです。私たちはパフォーマンスに対する欲が強いので、パフォーマンスといえばLE SSERAFIMと言われるような存在になりたい」と堂々と受け答えした。ネット上で「練習量がすごかったのでは?」と話題になった延世大学の『AKARAKA Festival』でのパフォーマンスについても「15分のために1カ月近くかけて準備しました。『FEARLESS』はデビュー前から寝ていても踊れるくらい練習していましたし、そういう部分が伝わったのかも」とEUNCHAEが語ったように、デビューショーケースと比較すると、自分たちの作品やパフォーマンスに対して、さらにしっかりした自信や余裕を持っていることが感じられるカムバックショーケースとなった。

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