平野紫耀、主演ドラマ『クロサギ』共演者からの評価は? 三浦友和「国宝級の純粋さ」

平野紫耀『クロサギ』の注目ポイントは?

 10月17日にTBS本社にて行われた金曜ドラマ『クロサギ』(TBS系)の制作記者会見に、主演の平野紫耀(King & Prince)をはじめ、黒島結菜、三浦友和が登壇。3人で役どころや撮影秘話を明かしたほか、平野は役作りの難しさについて胸中を明かした。

 本作は黒丸・夏原武による、2013年に全42巻で完結した同名マンガシリーズを原作にしたもの。今回、2022年の現代の日本を舞台にしてドラマ化され、平野が演じるクロサギ=黒崎高志郎が、詐欺師を騙す詐欺師として敵に立ち向かう。

 平野がTBSドラマに出演するのは2018年放送の火曜ドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』以来、約4年ぶり。今回はTBSドラマで初主演を務め、10月期ドラマを彩る。

 会見で苦労した点について聞かれると、平野は「ずっと苦労してます……自分でいうことでもないですけど、難しいなと実感してます」と語り、「やっぱりなんとも……倒し方が、戦って倒すわけじゃないんで」とパンチをするような仕草をしてみせた。

 さらに「頭を使ってどれだけ相手の裏をかいて、相手が何を考えているか、何を欲しがっているかを読み取って、それを提示してあげて乗っからせるっていう」と続け、自身の性格的に言われた言葉を素直に受けがちだと明かすと、「言葉の裏をかいたりとか、そういう作業がすごく難しい。そういう(騙す)ことを考えながらやるのは難しいなと思いながら毎日やらせてもらってます」と語った。

 頭脳戦といえば、2019年公開の映画『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』での白銀御行役を思い出すが、コミカルに描かれた作品を経て、25歳で演じる頭脳戦は雰囲気ががらりと変わる。

 会見では時折、自虐的に語る場面や笑いを誘う場面があったものの、穏やかな笑顔を見せたかと思えば、時にキリっとした表情を浮かべる。黒いベルベットスーツにショートブーツがなんとも怪しげで、只者ではない雰囲気を醸し出していた。その姿はアイドルとしての表情とも違う、クロサギを演じる俳優・平野紫耀だった。

 共演の三浦は平野の印象について、「もう国宝級の純粋さですね」と切り出し、会見での会話に加えて「現場でもすごく集中力があって熱心で」と称賛。第一話を観て、「第一声、本当に素晴らしかったっていう感想を素直に言えました」とストレートな言葉を寄せた。続けて「ちょっときついシーンが多いんですね、(作中での)2人の関係性があるので。だからやっぱり和気あいあいとはできないところがあります」と語ったように、劇中での2人の関係性は大きなカギを握る。

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