ヘヴィミュージックの枠にとどまらない自由な感性を持つ4人組 CrowsAlive、多様なルーツから成し遂げたい挑戦まで語る

CrowsAlive、成し遂げたい挑戦

「ヤバいバンドがいるんだぞ」と知らしめるためのツアー

ーーコロナ禍に入った時期からリリースが増えた印象があるんですが、もともと曲のストックがあったのでしょうか。

Kenta:それはそうじゃないんですよ(笑)。2020年に『CrowsAlive 1st EP「BIRTH」Release Tour』を終えてから、メンバーが1人脱退したんですよね。そのタイミングで覚悟ができたんですよ。その時はレーベルに所属していなかったし、自分たちだけでやってたんですけど、話し合って1年先までのスケジュールを決めました。2021年の終わりは、俺らからしたら結構大きめな名古屋のライブハウス、Electric Lady Land(E.L.L.)でツアーファイナルをやろうと。そこに行くまでにはアルバムが必要だと思って制作を決めて。でも急にアルバムとなると、そこに至るまでの流れもあるし、段階的にシングル、EP、アルバムとリリースをしたんですけど。まず2カ月くらいで5〜6曲仕上げました。

ーー相当ハードですね。

Kenta:(先にライブハウスを)押さえました。もうやるしかない状態で動いていたので。

Kazuki:レコーディングの前日に曲が上がってくるとかもあったよね(笑)。

YUTA:自分たちだけで動いていたので、金銭面的にも本当にギリギリいけていないんじゃないかというぐらい攻めながら、期限にも追われて。EPをリリースし終わった時に「やっぱりミニアルバムにする?」みたいな話もしたんですけど。いや、ダメでしょう、ということで。でも、アルバムをやり遂げられて本当によかったよね。

Kenta:それがあったから、<ZESTONE RECORDS>との出会いがあったという気もします。

YUTA:自分たちでも自信がついたからね。人数制限があった中で、ツーマンだったんですけど、ファイナルは一応ソールドアウトしたんですよ。でも、やっぱりフルで埋められないと成功ではないなと思うところがあるので、とりあえずE.L.L.でワンマンをやるのが目標だよね。

ーー全部が繋がったということですね。アルバムを出したから、レーベルからも声がかかったと。

Kenta:声がかかったというか、一方的に<ZESTONE RECORDS>が好きだったし、何とかして見つけてもらいたいとずっと思っていて。<ZESTONE RECORDS>のライブに足を運んだりしたし、一方的にLINEを送ったりしたんですけど、色々あってタイミングよく自分たちの想いが届いたというか。(ZESTONE RECORDSの)田口(隼人)さんがライブを観に来てくれて、そこからですね。

ーーラブコールが届いたということですね。10月から始まる新しいツアー『Neo Romancers』については?

Kenta:今回はファイナルでワンマンをやります。今池 CLUB 3STARという、名古屋では一番お世話になっているライブハウスなんですけど。今までずっと対バンでやっていたので、このタイミングでワンマンでソールドしようぜという感じですね。

ーーこの規模のツアーというのは、以前もあったんですか。

Kenta:こんなに地方を回るツアーは初めてですね。

Ichi:いつもは東名阪+豊橋とかだったので、初めて行く土地も多いです。新たなスタートで、田口さんとどさ回りをしようということで。

Kenta:鍛え上げるツアーですね。地方にも自分たちの音楽を認めてくれている人たちがいるということがわかったので、届けに行くツアーでもあります。

Ichi:自分たちから会いに行かないと。待っていてもしょうがないので。

ーー最後に、ツアーへの意気込み、ツアーを通しての今後の展望を教えてください。

Kenta:初めて行く場所が4カ所あるんですけど、1回しか行けてないところももちろんあるし、やっぱり行き続けないとロックバンドはダメだと思うんです。本当だったら47都道府県のツアーができるようになったり、最終的には各地でドームツアーができるクラスには絶対になりたいと思っているので、まずはそのための始まりのツアーではありますね。

Ichi:初めて行く都市もありますし、その中で本当にずっと昔からお世話になっている人たちや箱もあるので、ZESTONEと新しいタッグを組んでスタートしたということで、大きくなったぞという、成長した姿を見せたいですね。

Kazuki:今回初めての会場でのライブは、これからツアーとは関係なくても呼んでいただけるようなきっかけにできたらと思います。1つのリリースでこれだけの本数のライブをやったことがないので、楽曲の完成度をどこまで持ち上げられるのか、そういう演者目線の楽しみもあります。最後のワンマンで、各地の人が集まって、どんな景色が見えるのかというのが本当に楽しみですね。

YUTA:東京・大阪では自分たちが誘ったゲストバンドとスリーマンなんですけど。行ったことがない土地では、バンドもお客さんも自分たちのことを知らないことが多いと思うので、そういう人たちがひっくり返るぐらいのライブをして1人ずつお客さんをつけていくしかないんじゃないかなと思っています。

Kenta:自分たちは豊橋を拠点にしてやっていますけど、やっぱり地方なのでツアーでバンドがよく来るんですよね。そういう時に自分たちはすごく刺激を受けていたので、地方に行って「CrowsAliveというヤバいバンドがいるんだぞ」と知らしめるためのツアーですね。

YUTA:「なんかヤバいバンドが来るらしいよ」となるぐらいのライブを重ねていくしかないんじゃないかなと。たぶん音源を聴いただけじゃ、まだ喰らいきってない人がいると思うので。

CrowsAlive - Lost In The Echo / Dawn / Twilight (Live at the Electric Lady Land)
CrowsAlive
CrowsAlive「Neo Romancers」

■リリース情報
CrowsAlive
配信シングル「Neo Romancers」
2022年9月9日(金)配信
ダウンロード/ストリーミングはこちら

■無料ライブイベント情報
『Zestone Records Presents "SHOWCASE LIVE Vol.1”』
10月22日(土)大阪 Music Bar HOKAGE
詳細はこちら

■ツアー情報(一般発売中)
『Neo Romancers Tour』
チケット一般発売中 詳細はこちら

9月30日 (金) 千葉 CHIBA LOOK
guest: HIKAGE / DUAL

10月13日 (木) 京都 KYOTO MUSE
guest: PRAISE / BONELESS

10月14日 (金) 新潟 NIIGATA CLUB RIVERST
guest: MAKE MY DAY / Invert Hourglass / Laika

10月23日 (日) 香川 TOONICE
guest: un:brill / THE CLOUD / ...and more

10月28日 (金) 福岡 LIVE HOUSE Queblick
guest: CHASED / YosuKe / ACCIDENT I LOVED

10月29日 (土) 島根 IZUMO APOLLO
guest: CHASED / Rule35

- Final Series -
11月05日 (土) 東京 SHIBUYA CYCLONE
guest: Earthists. / HIKAGE

11月11日 (金) 大阪 AMERICAMURA DROP
guest: C-GATE / HIKAGE

11月18日 (金) 愛知 IMAIKE CLUB3STAR 
ONE MAN SHOW

オフィシャルサイト

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