SixTONES 森本慎太郎、『泳げ!ニシキゴイ』での好演 ドラマやバラエティなどで見せるマルチな活躍

 SixTONESの森本慎太郎が渡辺大知とW主演を務めた『ZIP!』(日本テレビ系)の朝ドラマ『泳げ!ニシキゴイ』が、9月16日の放送で最終回を迎えた。

【森本慎太郎・渡辺大知主演】ZIP!朝ドラマ「泳げ!ニシキゴイ」いよいよ最終週!ドン底からM-1優勝へっ!!

 本作はお笑いコンビ・錦鯉の長谷川雅紀、渡辺隆の半生を描いたもので、幼少期から2人が出会い、コンビを結成、そして『M-1グランプリ』で第17代王者に輝くまでの軌跡をたどる、元気と笑顔に満ちたヒューマンドラマとなっている。本稿では、俳優、バラエティ、YouTubeとさまざまな分野で活躍する森本に注目したい。

 『泳げ!ニシキゴイ』で森本は幼少期の森島律斗、中高生時代の羽村仁成(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)からバトンを受け継ぎ、10代後半から、スキンヘッド姿の40代、50代と、実年齢よりも随分と上の年齢までを演じた。前クールに放送された『ナンバMG5』(フジテレビ系)の大丸大助がハマり役だったが、本作でもこれまた愛らしいキャラクターで、まさに“好演”だ。

 作中、長谷川が専門学校を中退し、バイトに明け暮れる日々を送っていたが、姉いわく“バカコンピューター”によってたどり着いたのがホスト。派手なスーツに身を包み、「どうも! あなたのおめめの恋人、きよしです」ときゅるんとした瞳でアプローチするものの上手くはいかず。花柄スーツに黒シャツという夜王感が漂う出で立ちではあったものの、全てをお見通しの母。差し入れとして長谷川の大好物である母お手製、納豆おにぎりを頬張ると素直な性格の息子に戻っていた。太い眉、特徴的な大きな目を活かしながら、隠しきれない根の素直さを森本は上手に演じた。

 相方となる渡辺隆と出会った後は、渡辺大知の貫禄と理屈っぽい性格を含めた演技と、森本の天真爛漫な演技のコントラストによって双方のキャラクターが引き立っていた。様々な場面で登場した長谷川の「ノリノリ、ノリノリ、ノリノリまさのり」のフレーズをはじめ、長谷川の特徴を捉え、軽やかなセリフ回し、持ち前のリズム感が演技にも活かされていた。

 そして9月16日に迎えた最終回。夢と現実が交錯する展開には驚いたが、最後はお笑い芸
人らしい締めくくりで幕を閉じた。3カ月で描かれた錦鯉の半生。順風満帆とはいかず、む
しろくすぶっていた時間の方が長かった。それでも長谷川の天真爛漫さをそのままに、爽やかさと明るさを添えた演技は、押しつけがましくない、ごく自然な流れで気持ちを前向きにさ
せるものがあった。

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