八木海莉が見せた変幻自在な表現力 初ワンマンと20歳の誕生日を同時に祝うような特別な一夜に

八木海莉、初ワンマンレポ

 映像の演出を経て、後半は昨年放送されたTVアニメ『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』のオープニングテーマ「Sing My Pleasure」でスタート。八木が主人公のヴィヴィの歌唱を務め、この曲で彼女を知った者も多いはず。それも相まって会場の空気が一変し、思わず立ち上がるファンの姿も。

 再びバンドメンバーをステージに呼び、バンド編成で「君への戦」「ダダリラ」を立て続けに披露すると、観客総立ちでボルテージは最高潮に。打って変わって、続く「Sugar morning」ではレイドバックしたリズムでゆったりと揺れるような世界を見せる。一曲ごとに違った表情を見せる八木の変幻自在な表現力が印象的だった。

 ライブは終盤。八木はマイクを通して「今日は忘れられない一日になる」と現在の心境を明かした。そしてここで新曲「健やかDE居たい」を歌唱。軽快なリズムの上で、メロディが飛び跳ねるようなポップな曲調が楽しい。最後は「お茶でも飲んで」と「Ripe Aster」を披露して終演。鳴り止まない拍手の中でステージから去った八木は、最後に深々とお辞儀をして感謝を伝えていた。

 弾き語りを始め、アニソンやロック、ポップスなど様々な楽曲を見事に表現したこの日。八木海莉の多種多様な魅力が存分に味わえた20歳最初の一日であった。

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