BE:FIRST、「Scream」ソロパフォーマンスから見えるメンバーの個性 変幻自在な表現で魅せる楽曲の世界観
そして、8月25日に公開された「Scream -MANATO under the sky-」。ロケーションも相まって、透明感と爽やかさが見て取れる内容ではないだろうか。それでもこの力強い同曲にフィットしているのは、MANATOの表情あってこそ。どこか虚ろ気な印象もあり、「苦悩を打破しようとがむしゃらにもがく」というよりも、「苦悩や苛立ちを自分の中に押さえつけつつ、打破できるタイミングを虎視眈々と狙っている」という印象だ。また、表情に加えて肩の力が抜けたMANATOのダンスや、爽やかな歌声もその表現に一役買っている。
最後は「Scream -RYUHEI in the bird cage-」。“鳥かごの中でがんじがらめになっている”という独特の世界観が繰り広げられているが、それをも自分のものにしているRYUHEI。苦悩を表すためか、鳥かごから何かを掴むかのように腕を伸ばしたり、表情を歪めてみたり。反対に、まさに美しい鳥のように軽やかなダンスを披露しているシーンもある。表現力の高さと幅広さに目を奪われる人も多いはずだ。さらに、同曲でRYUHEIはテンポチェンジしているパートを担当。彼の持つ艷やかな歌声がぴったりハマっており、目も耳も釘付けにされてしまう。15歳とは思えない表現力に改めて脱帽だ。
27日以降、JUNON、RYOKI、LEOの動画も順次公開された。ソロ動画で彼らが何を表現しているのか一人ひとり確かめながら、アルバム全体も楽しんでいきたい。