相葉雅紀が見守る後輩ジャニーズの活躍 小山慶一郎、藤井流星らからの慕われエピソードも

 嵐の相葉雅紀が、ラジオ『嵐・相葉雅紀のレコメン!アラシリミックス』(文化放送、※以下『アラシリミックス』)8月5日放送回にて、NEWS・加藤シゲアキの小説を読んだことを報告した。

 6月から7月にかけて、12年ぶりの主演舞台『ようこそ、ミナト先生』を完走した相葉。忙しさが一段落し、ツーリングやジムでのキックボクシングなど、最近なかなかできていなかったことにも時間が持てるようになったそう。その流れで「本、読んでみたりだとか!」「加藤シゲアキくんの小説を読みましたよ」と、久々に読書も楽しんだというのだ。「ずっと読もう読もうと思ってて、何番目かに順番待ちされてて。それを上からとって読んで。面白かったですね、かなり! 普通の小説家さんだよね、びっくりした!」と、そのクオリティの高さに驚いた様子。

 振り返ってみれば、加藤の作家デビューは2012年の『ピンクとグレー』(角川文庫)。すでに作家生活10年を数え、『閃光スクランブル』『Burn.-バーン-』『傘をもたない蟻たちは』(全て角川文庫)、そして『チュベローズで待ってる(AGE22・AGE32)』 (新潮文庫)と次々に作品を発表してきた。また2020年には『オルタネート』(新潮社)で、直木賞、本屋大賞にノミネートされ、吉川英治文学新人賞を受賞するなど、まさにアイドルでありながら順調に活躍を続けている“小説家さん”だ。

 気になるのは、そのなかで相葉がどの作品を手にとったのかというところ。本の帯に関西ジャニーズJr.のAぇ! group・正門良規の写真が使われており、「正門が、“かどきち”が多分、舞台やってんだよね」と話していたことから、正門主演の舞台『染、色』の原作である「染色」が収録された短編小説『傘をもたない蟻たちは』(角川書店)だろうと予想される。

 ちなみに、“かどきち”とは2010年ごろ、相葉が一人暮らしをして初めて迎え入れたペット、ウーパールーパーの名前から。いつも水槽の角にいたことから“かどきち”と名付け、「正門くんって聞くと、“かどきち”のことを思い出しちゃう」と昨年10月放送の『相葉マナブ』(テレビ朝日系)で明かしていた。

 この時期、相葉と正門は、相葉主演のドラマ『和田家の男たち』(テレビ朝日系)で初共演を果たしたばかり。正門は相葉の印象について「ほとんど初めましてのような感じだったのですが、『今いくつなの?』という他愛もない話やファッションの話などもしてくださって、楽しく優しく緊張をぼぐしてくれました」とコメントしたことも記憶に新しい(※1)。

 作中では、正門が相葉の上司役を演じるなど先輩後輩の関係性が逆転することになったのだが、「合間にはとてもフランクに話しかけてくださるので、相葉くんの愛情にたっぷり触れています」と緊張しながらも現場を楽しめている様子が語られていた。

 そんな誰に対してもフランクなスタンスを貫く相葉を慕う後輩は、後を絶たない。加藤も実は相葉とは同じジムに通っているジム仲間。今年6月17日放送の『ザ少年倶楽部プレミアム』(NHK BSプレミアム)では、ドラマ収録、CM撮影、舞台の公演中であっても朝から体を鍛えているという相葉のストイックさに感服したと明かしている。今回、尊敬する先輩が、自身の小説を「面白かった」「びっくりした」と言ってもらえたのは、きっと加藤の力となるに違いない。

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