BE:FIRST、夏フェス前に押さえておきたい“名刺代わり”の2曲 研ぎ澄まされたパフォーマンスに注目
BE:FIRSTの魅力が際立つ「Bye-Good-Bye」
観客の足を留めるのが「Shining One」だとしたら、心を掴むのは「Bye-Good-Bye」だろう。「LINE MUSIC 上半期ランキング2022」で総合1位にもなり、世間の注目度も高い1曲だ。タイトル通り、別れと未来へ視線を向ける同曲は、激しさよりも優しさが引き立つが、ダンサブルさは健在。それでいて、メンバーそれぞれのボーカルが際立っているため、BE:FIRSTのメンバーについて詳しく知らないという観客にとっても、自己紹介のような楽曲になるのではないかと思う。
デビューから半年という時間を経てからリリースされた楽曲だからか、グループ全体に漂う余裕と自信。本来のグループの魅力が花開いた1曲のようにも思う。もともとのポテンシャルの高さに加えて、持っている武器に磨きをかけたような同曲は、初見の観客の心を突き刺すには十分なポテンシャルがある。
BE:FIRSTのYouTubeチャンネルを見ても、紹介した2曲の人気の高さがよくわかる。「Shining One」のMV再生回数は3000万回を超え、「Bye-Good-Bye」MVも2500万回を超えている。楽曲の良さは必要な要素であるが、それ以上に繰り返し聴きたくなる歌声、繰り返し観たくなるパフォーマンスは、強い武器となる。1曲単体で観て聴いてもいいし、アルバムで通して聴くとまた違う魅力が感じられるはず。今回取り上げた2曲は、夏フェス前にチェックしておけば楽しめることは間違いないし、ステージが終わったあとにチェックをすれば、BE:FIRSTへの理解がより深まる。ぜひこの夏は、BE:FIRSTの魅力に出会ってほしい。