二宮和也、カバーアルバム『〇〇と二宮と』発売は嵐への思いも 自身がセレクトした8曲で届けた歌声と愛
大きな愛を真っ直ぐ届けたV6「HONEY BEAT」
アルバムのラストを締めくくるのはV6の名曲「HONEY BEAT」だ。収録曲が発表になった時から明るくアップテンポな楽曲を二宮がどのように歌うのか、非常に楽しみであったが「そうきたか!」と唸らずにはいられなかった。曲を聴きながら二宮がこの楽曲を選んだ理由が鮮明に見えた。二宮が届けたかったのは紛れもない「愛」だったのではないか。
ジャニーズグループの楽曲の中には「背中を押してくれる曲」「聴くと元気をもらえる曲」など数々の名曲が存在するが「HONEY BEAT」は「いつも側にいて寄り添ってくれている曲」にカテゴライズできるように思う。二宮自身が尊敬し愛するV6の楽曲を通じて、嵐としての活動休止を寂しく思っているファンに向け〈笑って 笑って 笑って〉と真っ直ぐな愛を届けてくれたのだ。
カバーアルバムを通じ、ボーカリストとしての魅力を多くの人に届けた二宮。どの楽曲もアーティストや楽曲へのへのリスペクトを忘れず、大切に歌っていることが体温を体感できるような歌声から伝わり、音楽を愛してやまない二宮らしさを感じた。今後は歌番組などでパフォーマンスしてくれることも楽しみにしたい。