『iCON Z』密着第33話、ガールズグループ部門が週末合宿に突入 ボーカル&ダンスレッスンで直面した最初の試練

『iCON Z』ガールズグループ部門が週末合宿へ

 1週間後に再度集まった候補者たちは、ボーカルの基礎レッスンへ。肺活量を鍛えるためスタジオの中を走りながら歌う候補者たちに、トレーナーのEmyliはやはり厳しく「聞こえないよ。速く!」と怒声を飛ばす。トレーニングの後は、グループごとに5人で歌を合わせてみる。「CHILI CHOCOLATE」は全体的に音域が高く、メインボーカルが担当するサビの部分は難関だ。橋佐古美來乃や大山琉杏、西田琉生が裏声を駆使してなんとか歌う中、ケーベリー花だけは地声で伸びやかに歌い上げる。これにはEmyliも「花ちゃん、声出るね。よく歌えてるね」としっかり評価した。

 続いてダンスレッスン。1週間ぶりにグループ全体で振り付けを合わせる。プロダンスリーグ『D.LEAGUE』で活躍する池田穂乃佳が率いるL.A.Sはダンスに期待されていたが、Ruuからは「まだ歌とダンスを一緒にやってる場合じゃない。もうちょっとダンスをしっかりやらないと。練習が全然足りてない」と厳しい指摘を受けてしまう。池田は「私がリーダーとしてまだ実力が伴っていなくて、みんなにもちゃんとダンスを教えきれていない」と悔しそうに話した。

 さらに、候補者たちの前で一人ずつ踊りを披露するレッスンでは、大山琉杏がプロ顔負けの表現力とダンススキルを見せつけ、その場を大いに盛り上げる。Ruuも「とっても素晴らしい。バランス、力を入れるところの盛り上げ方とか完璧」と大絶賛。しかし、大山の次に踊る小笠原杏里は、候補者たちの前に出た途端泣き出してしまう。パフォーマンス中も涙は止まらない。後にスタッフが話を聞くと、「琉杏ちゃんの後が自分の番だったので、みんなの前で踊るのがおこがましいし、恥ずかしいし。メンタル面でも全部負けてる。やっと実感が湧いてきた。こういう世界なんだなって」と泣きはらした顔で答える小笠原。オーディションの光と影、そしてプロへの道のりの厳しさを体感したようだ。

 パフォーマンスはグループで行われるが、審査は個人単位のため、レッスンを重ねるにつれてレベルの差が出てきてしまう。波多江舞衣桜はRuuに「100万人に見られるつもりでやってほしい。まだ10人にしか見られてない感じ。かわいいだけじゃ通用しないから」と厳しく指摘され、小笠原杏里はEmyliに「琉杏ちゃんすごく上手にできてるから杏里ちゃん頑張らないと」とボーカルでもまた大山と比較されてしまう。それでも小笠原はあえて大山に「どうしたら声が出るか」と相談し、必死に自分のスキルを高めようとする。大山も「自分の声でみんなを盛り上げようって思ってやったらうまくいく」と自分なりのアドバイスをおくり、ライバルを励ました。

 山﨑莉愛は踊りにメリハリがないと指摘され、「これだと地方のお祭り感出ちゃいます。ここはプロを目指す場所なので」とRuuから厳しい言葉を受けると、耐えきれずに涙を流す。そんな山﨑をメンバーたちは「まだ伸びしろがあるから言っていただけたんだよ」と励ます。候補者同士の絆やつながりも、少しずつ生まれてきたようだ。

 一方、目を見張る成長を見せたのは丸山柊。プロデューサーのALYSAから「ピッチが前より安定してきてるのが見ていて伝わった」と褒められ、思わず嬉し涙を流す。丸山はボーカル経験がほとんどなかったため、合宿スタート時は安定して歌うことができなかった。しかし、コツコツと練習を積み上げた結果が成果として表れ始めていたのだ。

 一人ひとりにドラマが生まれ、動き出したガールズグループ部門。果たして、彼女たちはどんな運命をたどるのか。次週の放送は、6月26日21時よりスタート。

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