アンジュルム、シングル表題曲全てを披露した現体制初ツアー千秋楽公演 10人全員で作り上げるグループの集大成

アンジュルム、10人全員で作り上げる集大成

 アンジュルムが単独ツアー『アンジュルム CONCERT TOUR -The ANGERME- PERFECTION』の千秋楽公演を6月15日に日本武道館で行った。グループ名を冠して『The ANGERME』と名付けられたこの公演はアンジュルムにとって大きな意味があるに違いない。本稿ではそんなグループにとって久しぶりの、そして現体制としては初となる単独武道館公演をレポートする。

 一曲目が始まる前にステージがレーザーの照明に照らされ、平山遊季、松本わかなから順に二人ずつステージに登場する。全員が中央ステージに集合し、「愛・魔性」でコンサートがスタート。続けて「はっきりしようぜ」、そしてアンジュルムらしい元気でハッピーな「タデ食う虫もLike it!」を歌い終えると幻想的な前奏が流れ「泳げないMermaid」へと続く。川村文乃の〈Ah ズブ濡れの 泳げないmermaid〉という歌い出しで武道館の空気は一変。表現力の評判が高い佐々木莉佳子や竹内朱莉はもちろん、新メンバーの平山や加入して1年半ほどの松本、川名凜、為永幸音も見事に楽曲の世界観を表現していた。かっこいいアンジュルム、楽しいアンジュルム、そして儚いアンジュルムと楽曲にあわせて多彩な表現を次々に見せる。

 MCではリーダーの竹内が「なんでタイトルが『-The ANGERME-』なのか、そして今回のライブが『PERFECTION』なのか、それはこの後最後まで見ていただけたら分かると思いますので、ぜひ最後まで楽しんでいってくださーい!」と盛り上げる。

 続けてコンサートの定番曲である「次々続々」へと続く。センターはもちろんこの曲でデビューした上國料萌衣だ。タイトなリズム感が求められる「恋はアッチャアッチャ」や、しっとりとした表情で魅せる「忘れてあげる」など定番曲から久々に披露された隠れた名曲も披露された。

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