ジャニーズWESTメンバー分析 第7回：藤井流星、歌に演技と躍進遂げる ライブ演出への熱い姿勢も
松本潤も認めた演出家としての熱意
そして忘れてはならないのが、ジャニーズWESTのライブ演出を手がける“若き演出家”としての藤井である。演出に興味を持った藤井が師事したのが、嵐のライブの演出を一手に担う松本潤だった。『ARASHI Anniversary Tour 5×20』の現場に出向き、2日間松本にベタ付きして演出を学んだことを『バズリズム02』（日本テレビ系）で明かしている。同番組では、松本から藤井にサプライズのコメントも。「観たい、勉強したいという後輩は他にもいますが、ここまで行動力のある後輩は流星がはじめて。驚いたし嬉しかったです」と絶賛すると、藤井も感激の笑顔で応えた。また、藤井が演出を始めたいきさつについて、松本のライブへのこだわりを知った時に「俺ら……何もやってないぐらいに感じちゃって。グループのために何か頑張ろうと思った」と、『ZIP!』（日本テレビ系）に出演した際に告白している。
藤井の演出はクールでカッコイイ場面に注目が集まりがちだが、ファンに寄り添った演出であることも特徴。久しぶりの有観客で行われた『ジャニーズ WEST LIVE TOUR 2021 rainboW』のオープニング映像では、あえて歓声が出ないような演出にこだわった。現在行われている『ジャニーズWEST LIVE TOUR 2022 Mixed Juice』ツアーでは、松本が考案し、多くのアーティストのライブに取り入れられているムービングステージを初めて採用してダイナミックなステージを展開している。
藤井は、メンバーそれぞれの個性をしっかりと理解しており、それを踏まえた演出やセットリストを組むことでも知られている。7月1日からスタートする初のドームツアーでは7人がどのような景色を見せてくれるのか、期待は高まるばかりだ。
※1：『MG』NO.4
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