ジャニーズWEST 藤井流星、『映画 賭ケグルイ』で新境地へ ライブ演出やボーカル面でも見せる著しい成長ぶり

 『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』で作品史上最凶の刺客・視鬼神真玄役に挑戦した映像が公開され、原作ファンからも話題となっているのがジャニーズWESTの藤井流星だ。整ったビジュアルと恵まれたスタイルでモデルとしての活動に加え、バラエティで魅せる天然なギャップにも注目が集まっている。緊急事態宣言を受け、映画は残念ながら公開日が延期となっているが、藤井の知られざる一面にも触れながら、人気の秘密を考察してみたい。

初のヴィラン役をオーバーアクトで演じる藤井に注目

 今作は人気コミックを実写化し、浜辺美波が主演を務める、ドラマの劇場版第2弾。ギャンブルの強さで階級が決まる“私立百花王学園”に停学処分を受けていた藤井演じる視鬼神真玄が復帰する。映画としては2作目となる人気シリーズであり、原作者の河本ほむらの完全監修によるオリジナルストーリーとなっている。藤井の出演シーンの動画が公開されるとファンの間でSNSを通じ、ビジュアルや狂気の表情のオーバーアクトに大きな反響が寄せられた。

【公式】『映画 賭ケグルイ絶体絶命ロシアンルーレット』近日公開/本予告

 藤井は2006年にジャニーズ事務所に入所し、関西ジャニーズJr.として活動。入所後すぐにジャニーズWESTのメンバーである神山智洋や俳優としても活躍中の中山優馬らとTOP Kidsを結成すると、整ったビジュアルが多くのファンの心を掴み、瞬く間に人気者となった。

 デビュー後はグループとしての活躍のみならず、『アゲイン‼ 』(TBS系)で連続ドラマ初主演を果たしたほか『レンタル救世主』(日本テレビ系)、『黄昏流星群』(フジテレビ系)など実力派俳優との共演で演技の経験も積んできた。

 ドラマでは、どちらかというとビジュアル面や天然というキャラを活かした役柄を演じることが多かっただけに、今回のヴィランな役どころでは藤井がどんな表情を見せてくれるのか期待が高まっている。

 藤井の知名度が一気にアップしたのが先輩・相葉雅紀主演のドラマ『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ系)への出演だ。この共演をきっかけに相葉との交流も深めている。藤井は相葉の“舎弟”を公言し、携帯番号を「天使ちゃん」と登録し、正月も相葉と一緒に過ごすほどの仲であることも明かされている。

 また現在も『VS魂』(フジテレビ系)ではキャプテンの相葉を支えるメンバーとしてレギュラー出演を果たし、天然の相葉に負けない天然っぷりを披露して番組を盛り上げている。

ライブ演出は松本潤に影響を受け“弟子入り”

 加えて藤井にはジャニーズWESTのライブを手がける演出家としての顔もある。演出に興味を持った藤井が一番に頼ったのは、嵐のライブの演出を一手に担う松本潤だ。『ARASHI Anniversary Tour 5×20』の現場に出向いた藤井は、2日間松本にベタ付きして演出を学んだことをグループで出演した『バズリズム02』(日本テレビ系)でも明かしている。番組では松本が藤井に対して「観たい、勉強したいという後輩は他にもいますが、ここまで行動力のある後輩は流星がはじめて。驚いたし嬉しかったです」と絶賛。自身が演出を始めたいきさつは、『ZIP!』(日本テレビ系)に出演した際に「それ(松本のライブへのこだわり)を見て、俺ら……やってないぐらいに感じちゃって。グループのために何か頑張ろう」と心境の変化があったことを告白した。メンバーの桐山照史も「これまで天然でおっとりしていたイメージだったが、ライブの構成を全てやってくれているのでしっかり者のイメージに変わった」と藤井について語っている。ファンの間でも藤井が手掛けたライブ構成は関西のノリの良さを大切にしながらも、ジャニーズWESTの7人の歌、ダンス共にスキルの高さが表現されたクールな演出が好評だ。加えてコロナ禍の自粛期間中にメンバーが自撮りした動画を元に藤井が編集した「はんぶんこ」(シングル『証拠』カップリング曲)のMVを期間限定で公開。これがファンの間で大好評となり、SNSには配信終了を惜しみ、ディスク化を希望する声も多く寄せられていた。

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