GReeeeN、新曲「自分革命」がTikTokで話題に 世代を超えて共感呼ぶ”青春性”

 GReeeeNの新曲「自分革命」がTikTokで話題を呼んでいる。

 数々のヒット曲を生み出してきたボーカルグループ・GReeeeN。彼らはこれまで、ドラマ『ROOKIES』の主題歌になった「キセキ」を筆頭に、映画『ROOKIES ‐卒業‐』の主題歌「遥か」、NHK連続テレビ小説『エール』主題歌「星影のエール」、TBS東日本大震災10年プロジェクトテーマソング「蕾」など、ときに優しい感情を描き、ときに熱い応援で鼓舞しし、ときに光を灯すような楽曲をお茶の間に届けてきた。

 そんな彼らの新曲は「自分革命」。シーブリーズの新WEB CM『青春のバトン』篇のテーマソングにもなっている本曲は、コロナ禍で様々な活動が制限されているであろう高校生を応援するメッセージも込められているという。

GReeeeN / 自分革命 【Music Video】

 5月2日からTikTokで先行リリースされると、板野友美、Fischer’sのマサイをはじめ、『今日、好きになりました。』(ABEMA)にも出演した如月ゆあ、お笑い芸人の彼女、幼なじみダンサーのTKなど、多くの著名人、TikTokerやインフルエンサーに使用され、TikTokでこの楽曲が使用された投稿は2万件以上、総再生回数は5,000万回近くとなっている。(5月25日現在)。

 TikTokでは、〈なんなん?さんざん、そうなんだ〉とリズムよくサビへと駆け上がっていくフレーズからはじまり、同曲をBGMに写真や動画を並べて青春の思い出を振り返ったり、成長の軌跡を記すような投稿が多く見られる。彼らの歌声や楽曲の持つきらきらとした青春感、一歩を踏み出す歌詞を切り取ったサビが、思い出のアルバムのような懐かしさと、過ぎた時間を想う一抹の切なさを感じる投稿にマッチしている。また、TikTok内では5枚以内の写真で制作できる『フォトモーションエフェクト「自分革命」』も登場しており、この機能を使って思い出や青春のひとときを切り取って振り返る動画も増えている。

 「自分革命」は、時々挟まれるシンセの音色がカラフルで、ミニマムな音作りのビートが軽やかな楽曲。TikTokで使われることの多いサビは、ドラミングやクラップがもたらす足取りの軽さや高揚感を秘めたメロディ、〈もうさよなら〉の歌詞から感じる青春の儚さ、そしてリーダーHIDEのまっすぐなハイトーンが魅力的だ。

 フルバージョンを聴くと、学生への応援ソングというだけあって、〈長所と短所を言ってください そんなこと急に 突きつけられた世界線〉〈本当の自分自身なら 教室の外にいるんだ〉と、学生時代に直面するような戸惑いや葛藤が的確に言語化されている。しかしそういった思いを描きつつも、その言葉の端々やボーカルには熱量が宿っており、不安も葛藤も未来に踏み出す燃料として描いているのが一貫して前向きなGReeeeNらしい応援ソングだ。学生時代の経験と照らし合わせ思わず頷いてしまう歌詞がある一方で、〈このままは無いし 変わってく日々 乗りこなせ〉という歌詞は、青春を経た大人としてのメッセージでもあるようだ。応援ソングとして共感を呼ぶだけでない、異なる視点がこの楽曲の魅力のひとつだろう。



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