SEKAI NO OWARI、GReeeeN……独自のクリエイティブ追求したアーティスト 最新作からピックアップ

 11年目に突入したSEKAI NO OWARIのニューシングル『umbrella / Dropout』、NHK連続テレビ小説『エール』主題歌として話題を集めているGReeeeNのニューシングル『星影のエール』。独自のクリエイティブを追求し、新たな変化を続けるアーティストの最新作を紹介!

SEKAI NO OWARI 『umbrella / Dropout』(通常盤)

 デビュー10周年を迎えたSEKAI NO OWARIは、ニューシングル『umbrella / Dropout』において、“生の本質を追求する歌詞”“ポップミュージックとしての在り方を常にアップデートさせ続ける”という自らのスタイルを改めて提示してみせた。「umbrella」は叙情的なストリングス、激しさと美しさを兼ね備えたバンドサウンドが鮮烈なインパクトを残すミディアムナンバー。傘を擬人化して思いを綴った歌詞からは、どうしても依存し合うことになる人間同士の関係性が浮かび上がる。「Dropout」は華やかなEDM系とアコギの音色を融合させたトラック、そして、Fukaseのこれまでの人生とこの先の未来を交差させた歌詞が一つになった楽曲。身体的な快楽と深い精神性が同時に伝わる、セカオワの核を感じさせる新たな名曲だ。

SEKAI NO OWARI「umbrella」【Official Audio】
クレイジーケンバンド『IVORY ep』

 クレイジーケンバンドから約5年ぶりのシングル『IVORY ep』が到着。夏という季節がもたらす憂い、気怠さ、官能をじっとりと映し出す「IVORY」は、洗練されたソウルネスとほんのり漂う妙齢カップルの体臭が混ざり合う極上のメロウグルーヴチューン。一瞬だけ訪れるジャズの香り、エンディングを彩るいぶし銀のギターソロなども含め、これぞ!大人のポップスに仕上がっている。2曲目の「だから言ったでしょ」は、“命削る恋”の入り口に立ち、一人で過ごす熱帯夜を描いたナンバー。濃密さ、しなやかさを感じさせるバンドのアンサンブルとともに、横山剣の猥雑にして切ない歌声が響き、聴く者それぞれの恋の思い出を引き寄せる。さらに「門松」(映画『嘘八百 京町ロワイヤル』主題歌)、「夢の夢」(アニメ『おじゃる丸』エンディングテーマ)なども収録され、いつもながらのボリューム感。

Ivory ep|クレイジーケンバンド

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