Hey! Say! JUMP、BALLISTIK BOYZ、JO1、MAN WITH A MISSION、UA……5月25日リリースの新譜5作をレビュー

 毎週のリリース作の中から注目作品をレビューしていく連載「本日、フラゲ日!」。今回は5月25日リリースのHey! Say! JUMP『a r e a / 恋をするんだ / 春玄鳥』、BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE『ラストダンスに BYE BYE』、JO1『KIZUNA』、MAN WITH A MISSION『Break and Cross the Walls II』、UA『Are U Romantic?』の5作品をピックアップした。(編集部)

Hey! Say! JUMP『a r e a / 恋をするんだ / 春玄鳥』

 Hey! Say! JUMPの32枚目となるシングルは、グループ初のトリプルA面でリリース。1曲目の「a r e a」は伊野尾慧が出演中のドラマ『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)主題歌。ドラマチックなEDMサウンドと抑制されたメロディラインがクールな印象を残す。続く「恋をするんだ」はストリングスが彩るミディアムテンポのラブソング。山田涼介が主演を務める『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』(テレビ朝日系)の主題歌となっており、切ない恋心を綴った歌詞がドラマともリンク。情感たっぷりに歌い上げるメンバーそれぞれの歌唱にも注目したい。そして「春玄鳥」は、sumika(作詞:片岡健太、作曲:小川貴之)が楽曲制作を手がけた疾走感に富んだ爽やかなナンバー。歌詞で描かれる仲間とともに未来に向かう鳥たちの姿が、デビュー15年目を迎えた彼ら自身にも重なる。3曲ともに個性が際立った聴き応えのある1枚だ。(渡部)

Hey! Say! JUMP - 春玄鳥 [Official Music Video]
Hey! Say! JUMP - 恋をするんだ [Official Music Video with sound effects]

BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE『ラストダンスに BYE BYE』

 BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEの2022年第1弾シングルの表題曲は、80‘sエレクトロポップを現代的なダンスチューンに昇華した楽曲。レトロフューチャー的な手触りのトラック、ソウル的なエッセンスをたたえたメロディラインのバランスもよく、トレンドと個性を同時に感じさせるナンバーに仕上がっている。スマホで元恋人に返信する女性に対し、〈「無理しないで」が精一杯/唯一かけれる言葉だったんだ〉というちょっとナイーブな感情を描いたリリックも、幅広いリスナーの共感を呼びそうだ。カップリングには浮遊感のあるシンセ、タイトなビートとともに一晩のラブストーリーを描いた「Milk&Coffee」、シックな雰囲気と心地よい高揚を同時に感じさせる「WAVIN’」を収録。(森)

【Music Video】ラストダンスに BYE BYE / BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE

JO1『KIZUNA』

 2019年にオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』で選ばれた11人のメンバーで結成されたJO1が、2ndアルバムをリリース。昨年リリースしたシングル『CHALLENGER』『STRANGER』『WANDERING』に収録された楽曲をはじめ、全17曲を各形態に分けて収録。なかでもアルバムのリード曲「With Us」は、本作のテーマともなっている仲間との絆を歌った楽曲。困難に負けず、共に歩んでいこうというシンプルなメッセージを、爽やかなメロディと熱のこもったラップの融合という立体感のある構成で聴かせる。11人それぞれが担当するソロパートにも注目だ。このほか、アグレッシブなラップが光る「Walk It Like I Talk It」やセクシーなラブバラード「Love & Hate」など新曲も収録。スタイリッシュかつ変幻自在な魅力が冴える。(渡部)

JO1|'With Us' Official MV

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