Hey! Say! JUMP、30作連続シングルチャート首位に 気鋭の作家とともに描き出した“瑞々しい攻めの姿勢”

参照:https://www.oricon.co.jp/rank/js/w/2021-09-06/

 2021年9月6日付のオリコン週間シングルランキングで1位を獲得したのは、Hey! Say! JUMP『群青ランナウェイ』。2007年のデビューシングル『Ultra Music Power』から30作連続の首位獲得です。

Hey! Say! JUMP
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 「群青ランナウェイ」は、作詞作曲をくぅ(NEE)が担当。NEEは9月1日にメジャーデビューアルバム『NEE』をリリースしたばかりの4人組ロックバンドです。編曲はくぅと遠藤ナオキ。遠藤は、Hey! Say! JUMPの多数の楽曲の編曲を手がけているほか、乃木坂46や欅坂46の楽曲の編曲も手がけています。

 「群青ランナウェイ」は、マーチのような打楽器とブラスセクション、そしてストリングスで幕が開け、DJのスクラッチ音も鳴ったかと思うと、一気にギターロックへと展開していきます。アクの強い構成やサウンドは、NEEのサウンドも強く連想させます。

 間奏のギターにはジャズテイストがあり、2番からはストリングスが加わり厚みを持たせます。そして最後は、テクノのような感触のサウンドとノイズで終わるのです。サウンドの変化が実にめまぐるしい楽曲です。

 歌詞における〈全開警戒フライアウェイ〉〈純情欠陥チルドレン〉〈謙遜群青パーリナイ〉といった独特のフレーズも、くぅの作家性を色濃く投影しています。MVのサスペンス風味も、そんなセンスに触発されたものかもしれません。

 そうした「群青ランナウェイ」をHey! Say! JUMPが歌ったとき、何が起きたのか。30枚目のシングルながら、実に若々しいのです。デビューシングルから14年が経過したグループとしては驚くほど、Hey! Say! JUMPというグループの新生面を見せています。さりげなくボーカルを細かく刻むかのようなエディットまでしているのですから。

Hey! Say! JUMP - 群青ランナウェイ [Official Music Video]

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