JO1、新宿駅での大規模広告も話題 『KIZUNA』リード曲「With Us」が伝えるグループの今と未来

JO1「With Us」が伝えるメッセージ

 5月16日から、新宿駅・東西自由通路「新宿ウォール456」にJO1の大規模広告が展開されている。これは5月25日にリリースする2NDアルバム『KIZUNA』のプロモーションの一つ。世界最長(!)全長45.6mの大型LEDビジョンと縦型のサイネージにメンバーが登場し、「ぼくたちは、いつでもひとつ。」というキャッチコピーとともに彼らの楽曲「With Us」が流れるというものだ。新宿駅という日本トップクラスのターミナル駅の通路をジャックしたとあり、連日多くのJAM(JO1のファンネーム)が足を運んでいる。

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 この広告と同時に注目が集まっているのは、『KIZUNA』のリード曲「With Us」だ。広告が映し出されている間中、「With Us」が流れ続けているため耳に残り、JAM以外にも幅広い層に聴かれている。これまで以上にJO1の名前を広める楽曲とも言えそうだ。公式YouTubeチャンネルでは、5月3日に公開直前生配信が行なわれ、同日18時に同曲のMVがアップ。同作は全編ロケ撮影で構成されており、美しい映像美が楽しめる。それと同時に、様々なメッセージを感じ取ることもできる。本稿では、そのメッセージについて考えてみたい。

JO1|'With Us' Official MV

 始まりの部分では、大海原に続く広大な土地が映し出されている。彼らが目指す世界への道のりを表しているようにも見える。その後も1コーラス目に出てくるメンバー一人ひとりのリップシーンは、どこか薄暗い雰囲気をまとっている。それぞれが不安を抱え、時に孤独と戦いながら努力を続けてきた象徴とも取れそうだ。だが全員が歌って踊るシーンでは明るく、キラキラとした笑顔を見せる11人。ステージ上で見せているJO1の姿そのものだ。

 2コーラス目は11人のダンスシーンや、11人でワイワイ騒いでいる姿をメインに構成されている。〈同じ夢目指す 仲間がいるから〉という歌詞で始まることを考えても、徐々にきらめき始めた彼らの姿を描いているのだろう。もしかすると、『PRODUCE 101 JAPAN』で切磋琢磨していた頃がイメージされているのかもしれない。

 そしてブリッジ部分、鶴房汐恩の〈目指すとこまで上って 同じ景色眺めよう Yeah もう1回 baby〉で森の中で11人が集まり、時計の破片が1つになっている。ここでJO1の11人が出会い、一つになったことが表されているようだ。その後は、明かりがついたメリーゴーランドの前で踊ったり、炎を囲んで談笑したりするシーンへ。世の中の状況を見ても“夜が明けた”とはまだ言えないが、それでもJO1という光を灯して進み続けているという彼らの「今」を象徴しているのだろう。

 ラストは、1つになった時計が再び登場。長針部分は隠れてしまっているが、よく見ると3時4分を指しているように見える。その後には、晴れ晴れしい表情で上を見上げる11人の姿も。「3」、「4」といえばJO1がデビューした3月4日。3月4日のデビュー以降着実に歩みを進め、行く先に希望を抱いている状態を表していそうだ。

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