日向坂46、三期生期別楽曲「ゴーフルと君」の“マブダチ感” バランスの良い4人が表現する青春の形

 5月17日、日向坂46 三期生の期別楽曲「ゴーフルと君」のMVが公開された。同曲は、7thシングル『僕なんか』(TYPE-B)に収録。三期生4人の魅力を気鋭の制作陣が見事に引き出し、アイドルの王道と思わせるポップな作品となった。

 2018年に行われた「坂道合同オーディション」合格者の中から、上村ひなのが2018年11月29日に日向坂46の前身である“けやき坂46”に三期生として配属。合格時点で配属先が決まらず坂道研修生として活動していた、髙橋未来虹、森本茉莉、山口陽世の3人が2020年2月16日に日向坂46の新三期生として合流し、現在に至る。

日向坂46「ゴーフルと君」

 謙虚なカリスマの上村、まとめ役の髙橋、天才肌の森本、ツッコミ役で妹キャラの山口と、期としては坂道グループの中で最も少ない4人だが、バランスがよく、血液型はみんなバラバラ、それぞれの個性も際立っている。上村と新三期生の間には約1年半ほどの空白があったものの、4人の期別楽曲が与えられたことで距離を縮め、今や三期と新三期ではなく、“三期”という同期感も強くなっている。そんな4人が持つフレッシュな雰囲気もまた、ライブの空気を変えるのに欠かすことができない。

 三期生楽曲は、2019年10月発売の3rdシングル『こんなに好きになっちゃっていいの?』に収録された上村のソロ曲「一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない」が初と言えるが、4人での楽曲は2020年9月にリリースされたアルバム『ひなたざか』収録曲の「この夏をジャムにしよう」。当時高校生だった彼女たちの爽やかな夏の青春を感じさせる、それまでの日向坂46にはない王道アイドルソングとなった。2021年5月にリリースした5thシングル『君しか勝たん』に収録された「Right?」は、前作に引き続き明るくポップな青春ソングで、先輩たちのエモーショナルさとは異なる、溢れんばかりの胸の高鳴りを感じさせた。

 センターを決めることなく平等にパートが与えられ、4人の“マブダチ感”が活かされた爽やかさや聴き心地の良さが、三期生楽曲の特徴。振り付けは、日向坂46でお馴染みのTAKAHIROやCRE8BOYではなく、SNS発の振付師であるいりぽんが連続で担当している。可愛いくてマネがしやすいキャッチーな振付が、三期生の王道アイドル路線を際立たせる。

 4人にとって3曲目の期別楽曲となる「ゴーフルと君」は、作詞は秋元康、作曲は「一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない」を担当した辻村有記と伊藤賢。2人は欅坂46「誰がその鐘を鳴らすのか?」や、平手友梨奈「ダンスの理由」など数多くの楽曲を共同で手掛けている。ワード数の多い歌詞をリズム良く音に乗せる辻村と伊藤によるキャッチーな楽曲と、いりぽんによる振り付けが、4人のキュートさに拍車をかける。



関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「アーティスト分析」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる