日向坂46 富田鈴花、『ラヴィット!』でさらなる人気獲得なるか? 負け顔・モノマネ・スベリ芸……笑顔誘うバラエティ力

 日向坂46 富田鈴花が、朝の情報バラエティ番組『ラヴィット!』(TBS系)の4~6月水曜シーズンレギュラーに就任。4月13日に“ラヴィット!ファミリー”として初出演を果たし、得意の負け顔を連発するなど、富田らしさ全開のデビュー戦を飾った。

 日向坂46のムードメーカーである富田鈴花は、絶対音感を思わせる安定した歌声と楽曲の世界観に寄り添う表現力で、パフォーマンス面でもグループの中核を担う存在だ。松田好花とのデュオ「花ちゃんズ」として『MTV ACOUSTIC FLOWERS -Until Full Bloom “Bell & Like”-』でギターの弾き語りライブを行ったほか、『死幽学旅行』(smash.)や『HINAKOI FILMS』(ひなこいYouTubeチャンネル)で感受性豊かな演技を見せるなど、マルチな才能を発揮している。

 バラエティでは、キャラが渋滞、迷走していた時期もあったが、今は物怖じすることもなくなり、日向坂46の名バイプレイヤーとして大活躍。ソロでバラエティ番組に出演する機会も増え、そこで意欲的に大喜利に参加したり、モノマネを披露するなど、各所で爪痕を残してきた。

 昨年12月29日に放送した『千鳥の鬼レンチャンSP』(フジテレビ系)の企画「サビだけカラオケ 1音外したら 即終了 10曲連続クリアしたら100万円」に出演した際は、9曲連続で成功という過去出演したアイドルの中で最高記録を樹立。その歌唱力の高さを世間に知らしめたのはもちろん、最後まで引っ張って結果成功しないという富田らしい負けっぷりを見せた。結果、Twitterのトレンドで2位になるなど、一夜にして富田の名が世間に知れ渡った。

 また、『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)では、周りからの評価の高い篠原涼子のモノマネではなく、梅沢富美男のモノマネにあえて挑戦。しかし、司会の中居正広から封印するようツッコまれてしまう。たとえスベっても前に出ていく姿勢が視聴者からも高く評価され、アウェイ現場での強さを改めて感じさせた。

 もともと富田は根がまじめで、積極的に挑むも玉砕して落ち込むという負けキャラだった。しかし、『あちこちオードリー~春日の店あいてますよ?~』(テレビ東京)2020年12月9日オンエア回に出演した際は、オードリー 若林正恭から「富田は、全体の進行の邪魔をすればいいだけの人だから、入ってくるだけでいいのよ」とアドバイスを受ける。それから外番組でも臆することなく実力を発揮するようになった印象だ。

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