NOA、熱のあるパフォーマンスで伝えたファンへの感謝 飾らない人柄も垣間見えたメジャー初ファンミーティング

NOA、ファンミーティングレポ

 今回はNOAの友人であるYouTuberの芹沢瞬と池田翼がゲスト出演し、さらなる盛り上がりをみせた。NOAと3人でトークを楽しんだほか、NOAの幼少期から渡韓後のレッスンの様子など、プレミアムな映像がお披露目された。10歳頃、小学校4年~5年生頃の映像では、サッカーをしたり、料理に挑戦したりと好奇心旺盛な姿が。オシャレにも関心が高く、カッコよく決めてみせた場面では「カワイイ」とファンの声も。また、イエローとブラウンのボーダーTシャツを着たら、ゲゲゲの鬼太郎と言われたというお茶目なエピソードには笑いがこぼれた。

 NOAはこの頃からDTMに挑戦し、駐車場でダンスレッスンに励むなど、積極的に音楽やダンスに触れてきた。空手やバレエレッスンといった意外な映像も披露すると、これを受けて芹沢と池田から空手を見せて欲しいとむちゃぶりをされる。NOAは照れながらもその希望に応えてみせた。

 また、練習生時代の映像も公開され、ダンスがどんどん上達していく様子に触れられるなど、現在のNOAが形作られたのは一朝一夕のことではないと改めて実感する一幕だった。ファンミーティングらしく、NOAの軌跡に触れ、NOAをより理解できた時間だった。

 コーナー明けは、スローテンポの「Friends?」からスタート。続く「Better」では恋する心情を歌った曲だけに、マイクスタンドを愛おしそうに両手で支えたり、〈I wanna be better〉を繰り返すパートではボーカル表現に絶妙な変化をつける。優しい歌声、透明感のあるファルセットを響かせた。

 「Friends?」を歌う前に、NOAがステージに腰かけると、オーディエンスは誰に言わるでもなくすぐさま座り、NOAの姿が後方にも見えるようにと配慮。2曲歌い終えたところでNOAが「みんなありがとう、『Friends?』歌うとき座ってくれてびっくりした」とコメントするなど、MCを経て会場の一体感はさらに増していった。

 タイトル通りに花火を思わせる音と共に「FIREWORKS」を披露し、再びトークコーナーへ。ファンから寄せられた質問に答えていく。スタッフから「時間がない」と言われても、じっくりと目を通していたのが印象に残る。「辛いとき頑張るにはどうしたらいい?」という質問をピックアップしたもののしばし考えるNOA。そして「辛い時は、僕は個人的にはやっぱり……みなさんのことを考えますね」とちょっと照れ臭そうに語ると、ファンから拍手が送られた。

 「みなさんの方を向いて言って欲しい」と芹沢と池田からツッコミが入ったものの、「みなさんのことをいつも考えてます、なので辛い時に頑張るようにするには僕のことを考えてください」とオーディエンスに向けて言葉を送った。この日22歳の誕生日を迎えたNOA。ファンが手作りしたボードに「ありがとうございます、かわいいです」と触れ、「年上のお姉さんは好きですか?」の質問に「年齢とかは関係ない」と回答。「今年チャレンジしたいことは?」には「スペイン語」と答えて会場を驚かせた。スペイン語で自己紹介してみせるなど、日本語、英語、韓国語に続く、4カ国語目の習得に向けて勉強を進めていると話す。

 本編ラスト2曲「True Colors」「LIGHTS UP」をエネルギッシュに歌い上げ、アンコールは「Highway」を披露。この日のために用意されたTシャツ姿で登場したNOA。照明に照らされた白いTシャツが眩しく、その無垢な輝きはまだまだ成長しようと高みを目指す彼を象徴するかのように光を放っていた。

 最後はオーディエンスと共に写真撮影。「やっと会えた」の言葉で始まったファンミーティングは、「みなさん最高です! みんなのことが大好きで大好きで仕方がない」と愛を伝え、「本当に大好きです」という言葉で締め括られた。

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