BIGBANGに憧れたNOA、YG練習生を辞めて日本ソロデビューを決意した理由 「ONE OK ROCKのライブは大きな出来事」

NOA、日本ソロデビューを目指した理由

 日本語、英語、韓国語を操るトリリンガルの新鋭アーティストとして、その実力を着実に知らしめているNOA。InstagramやYouTubeを活用したZ世代らしいコミュニケーション手法も相まって、彼を支持するファンのコミュニティは国内のみならず、今や世界各地で目の覚めるような盛り上がりを見せている。歌にダンスに、さらには楽曲制作までこなす21歳の腕利きは、果たしてどんな人物なのか。メジャーデビュー達成、さらには3カ月連続リリース真っ只中という追い風を味方に、新たなステップアップを掲げる勇姿に迫った。(白原ケンイチ)

BIGBANGさんは自分にとって原点同然の存在で、憧れ

ーー日本だけでなく、海外でもすでに大人気ですね。

NOA:本当にありがたいです。ファンの皆さんから頂くメッセージでも日々それは感じていますし、特に昨年リリースした「TAXI feat. tofubeats」がタイのバイラルチャートで1位をいただけたときには、本当にファンの方たちのお陰だなと思いました。

NOA – TAXI feat. tofubeats【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

ーーTwitterのリプライ欄などを見ても色んな国の言語が飛び交っていて、どの国のアーティストなのか一瞬分からなくなるほどです。日本を拠点に活動しながら、世界中にファンがいるのは純粋にすごいことだと思います。

NOA:僕自身、三カ国語話せるのを最大限に生かしてファンの方たちとコミュニケーションを取りたいという思いが常にあるんです。インスタライブなどでもそうですが、英語でコメントをいただいたときは英語で、韓国語のときは韓国語でちゃんと答えられるように心がけています。

ーートリリンガルはもはや、NOAさんの立派なアーティストスキルということですね。楽曲のみならず、ご自身のYouTubeチャンネルでも色んな国のカルチャーがミックスされた動画をたくさん投稿されていて興味深いです。プライベートをひた隠しにするアーティストもいる中、Vlogで積極的に日常の様子を届けているのも印象に残ります。

NOA:昔から、好きになったアーティストに対して「普段はどんな生活を送っているんだろう」「どんな風に楽曲を作っているんだろう」と気になることが多かったので、自分がアーティストになったいま、自分の生活面や楽曲制作はどんどんお見せしていきたいと思っていて。あとはやっぱり海外のファンの方も多いので、僕の日常を通して「日本ってこんなに面白い国なんだよ」ということが伝えられたらいいなとも思っています。

ーーNOAさんがアーティストを目指すきっかけは何だったんでしょうか?

NOA:5歳の頃に観た『ハイスクール・ミュージカル』という映画に刺激を受けて、そこから歌を歌ったり踊ったりすることが好きなりました。そのあと何年かして、テレビでBIGBANGさんを拝見したんですが、あまりのかっこいいパフォーマンスに衝撃が走ってしまって、「この人たちのようになりたい」という明確な目標ができました。その思いに背中を押される形で韓国に渡り、YG ENTERTAINMENT(BIGBANGをはじめ、数々のスターを輩出している韓国の芸能プロダクション)のオーディションを受けて練習生として6年間過ごすことになるので、本当にBIGBANGさんは自分にとって原点同然の存在で、憧れです。

ーーオーディションを受けたのはどういう経緯で?

NOA:韓国入りした最初の月にYGのアーティストがよく通ってる美容室に行ったら、そこにBIGBANGさんの担当ヘアメイクさんに声をかけられまして、その場でオーディションを受けることが決まったんですが、当時は全く実力がなかったですし、一年間ぐらいは現地のレッスンを受けてからオーディションを受けようと思っていたので、あまりの展開の早さにびっくりしましたね(笑)。

ーー夢のような展開だ(笑)。練習生時代をいま振り返ってみていかがですか?

NOA:僕の場合は大体、朝の11時ごろから終電の時間ぐらいまで練習していて、ハードと言えばハードだったんですけど、タイトなスケジュールで頑張っていた分、今の自分の基礎となっている実感はすごくありますね。休みの日は練習生同士で遊園地に行ったり、公園で電動スクーターに乗ったりして遊んでいました。今でも当時の仲間とは、しょっちゅう電話したりして連絡を取り合うぐらい仲が良いんです。みんなそれぞれの道で頑張っていて、僕も事あるごとに刺激を受けています。

ーーそうしてスキルを磨いたのち、NOAさんの音楽キャリアは2020年に日本でスタートを切ることになるわけですが、韓国ではなく日本で音楽活動を始めたのはどうしてですか?

NOA:先ほども話したように、最初はBIGBANGさんへの憧れであったり、「自分もグループの一員としてこうなりたい」という気持ちが先行していたんですが、練習生として色んなことを学ぶうちに、だんだんとチームではなくソロのアーティストとして日本から発信していきたい思いを強く持つようになりました。ソウルで観たONE OK ROCKさんのライブも、自分にとって大きな出来事でした。世界で活躍している日本のアーティストを間近で観たことで「やっぱり自分は日本から世界に発信していきたい」とあらためて決心がついたんです。

ーーとはいえ、長年身を置いていた場所から拠点を移すとなると、少なからずの不安はあったんじゃないかなと思うのですが。

NOA:もちろんありました。周囲の人から「そんなに長く韓国にいたのにどうして?」と言われたこともありましたし。何より練習生時代はずっと仲間がそばにいたので、これから一人でやっていくと考えたときに心細さがなかったわけではないです。だけどその一方で、自分がやりたいことを貫く意志もちゃんと持っていたので、あとは日本で精一杯やるだけだな、と。

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