SKE48 太田彩夏センターのFC岐阜公式サポートソング「仲間よ」MV密着レポ 極寒の撮影で見せた抜群のチームワーク

SKE48「仲間よ」MV撮影に密着

 SKE48が3月9日に29枚目のシングル『心にFlower』をリリースする。前作「あの頃の君を見つけた」に続き、林美澪が表題曲のセンターを担当。タイプ別の収録曲には、4月に卒業コンサートを控える大場美奈のソロ曲「生まれ変わっても」、青海ひな乃をセンターに据えた新世代メンバー曲「じゃないロマンティック」、ティーンズユニット・プリマステラにとって2曲目となる「電線は消えても」がラインナップ。中でも、Type-Cに収録となる「仲間よ」は、岐阜市をホームタウンとするプロサッカークラブ・FC岐阜のオフィシャルサポートソングとして制作された。

SKE48「仲間よ」選抜

 SKE48はこれまで「FC岐阜応援隊」を組み、ホームゲームでのライブ・トークショー・コラボ企画などの各種イベント出演や広報活動を通じて、FC岐阜を熱くサポートしてきた。「仲間よ」のMVは、クラブのホームスタジアムとしてお馴染みの長良川競技場を拠点に撮影。リアルサウンドでは、そのロケの模様に密着した。メンバー(太田彩夏、荒井優希、上村亜柚香、斉藤真木子、北野瑠華)のコメントとともに、ほぼ半日に渡って行われたMV撮影をレポートする。

 日の出を合図に、まずは競技場の観客席にてリップシンクが撮影された。13人を4つのグループに分け、それぞれシチュエーションを少しずつ変えてメンバーを撮っていく。グループの順番は「都築里佳、相川暖花、谷真理佳、福士奈央」「青木詩織、北野瑠華、水野愛理」「松本慈子、井田玲音名、斉藤真木子」「太田彩夏、荒井優希、上村亜柚香」の通り。監督を務めるのはSKE48のユニット カミングフレーバー「せ~ので言おうぜ!」のMVを手がけ、名古屋市生まれとグループとも縁のある瀧澤雅敏。監督は「コミュニケーション多めに!」とメンバーたちに声をかけていく。

 というのも、ロケが行われたのは1月中旬。青空が見える晴れになったのはよかったが、最高気温7℃、最低気温-2℃と荒井優希、上村亜柚香、曰く「今までで一番寒い撮影」となった今回の現場には「ゴー!」と音を立てる巨大なジェットヒーターが用意されていた。メンバーはテイクの度に気合を入れてベンチコートを脱ぎ、春らしいチアガールを彷彿とさせるカラフルなMV衣装で満面の笑みをカメラに投げかけていく。

 今回「仲間よ」のセンターを務めるのは、応援隊副隊長として活動を率先してきた岐阜出身の太田彩夏。「センターポジションに飛び跳ねたいぐらい心の中で喜んだ」という太田だが、キャプテンの斉藤真木子に彼女のイメージを聞いてみると「天然です。が、とても可愛らしくて憎めなくて放っておけない存在」とのこと。フロントメンバーとしてセンターを支えるのは、荒井と上村の2人。期も年齢も違う珍しい組み合わせではあるが一緒にいっぱい笑って癒されたと荒井は振り返る。上村にとっては太田は時々勉強を教えてくれる同い年のような存在、荒井はいつも笑わせてくれて甘やかしてくれる“SKE48三大ツボの1人”だという。

 そんなメンバーの仲睦まじい関係性が表れているのが、リップシンクとその流れで撮影された13人でのショットだ。イメージは、サッカー観戦。観客席に座ったメンバーの目線は右に、左にと大盛り上がり。各々がジュースやメガホン、双眼鏡などのワンアイテムを持っている。ここで特に目を引いたのが、応援隊隊長であり岐阜出身の北野瑠華だった。彼女は、この長良川競技場で家族のような存在のサポーターと数多くの思い出を作ってきた。そんな北野はカメラから遠い端っこの席にスタンバイ。自然と周りのメンバーからは「隊長いけ!」とアピールの合図が飛ぶ。そのチャンスに、北野が咄嗟に出したのが敬礼の「隊長ポーズ」だった。本人としては「もうちょっといいポーズがあったかなと後悔してます(笑)」とのこと。

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