なにわ男子 道枝駿佑、周囲を魅了する俳優としての存在感　人生変えた『金田一』主演は10代キャリアの集大成に？

　バラエティ番組で目にする道枝は、少々控え目でほのぼのとしたキャラだが、俳優となるとそのイメージをがらりと変える。2021年3月上演の初単独主演舞台『Romeo and Juliet -ロミオとジュリエット-』では初々しさもありながら情熱を纏い、全身全霊でロミオを熱演。また、2020年公開の映画『461個のおべんとう』や、昨年の24時間テレビドラマスペシャル『生徒が人生をやり直せる学校』（日本テレビ系）では、特にセリフを言わないところでこそ見せる目つきや表情から、内に秘めた心情が伝わってきた。アイドルとしても“華”がある道枝、長身・細身という身体的特徴もさることながら、澄んだ瞳の輝きに見る者を惹きつける引力がある。道枝は「自分にしかできない『金田一』を見つけたい」（※1）と意欲を語っていたが、10代最後の年ならではの、今しか出せない青さと素直さを纏った金田一になりそうだ。

　番組ホームページによると、今回の新シリーズは原作のエピソードを現代の視点で再構築し、シリーズ史上最大のスケールになると綴られている。どんなエピソードが盛り込まれるのか、そして歴代の作品では主題歌を所属グループが担当してきた経緯もあり、ストーリーに加えて主題歌や他のキャストと、今後の発表が待ち遠しい。

　14歳でドラマ初出演以降、学業との両立を図りながらドラマに映画、舞台と確実にキャリアを積んできた道枝。小学校6年生で出会った本作をきっかけに、ジャニーズ事務所へーー人生を変えたとも言える作品での主演は、道枝にとって特別なものになるだろう。8年ぶりの新シリーズはより一層、熱を帯びた作品になるに違いない。

※1：https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202201160000829.html