清水翔太の教えや仲間との切磋琢磨が育んだ結束力 ZILLION、『ワンビリ』を経て見据える未来

ZILLIONデビューインタビュー

 清水翔太を審査委員長に迎えて約1年かけて行われたオーディション『One in a Billion』で選ばれた9名によって結成されたダンスボーカルグループ“ZILLION”が、12月22日にプレデビューシングル「Timeless」を配信。年齢や性別、出身地もバラバラの9人は、1年で培われた絆と友情、そして多様性溢れる個性が武器だと話す。時代を超越したスターを目指す彼らに、今の心境や「Timeless」にかける思い、そして今後の展望など話を聞いた。(榑林史章)

アーティストデビューに向けて芽生えた思い

ZILLION
ZILLION

ーーオーディション番組でFINAL審査の結果発表が公開された翌日、12月22日にはプレデビュー曲「Timeless」も配信されて、今はどんな気持ちですか?

リオン:まずは私たちの第1弾である「Timeless」をお届けすることができて、とても嬉しい気持ちです。YouTubeではMVが解禁されて、コメント欄にはたくさんの応援の声をいただいて、そこでやっとプレデビューしたんだなという実感が湧きました。これからもっと頑張らないといけないなと、今は改めて思っているところです。

ワタル:この1カ月でレコーディングやMV撮影などいろいろあって、こうして9人が集まって取材を受けたりしているうちに、「このチームでやっていくんだな」という気持ちが徐々に高まってきました。

カオラ:こういうお仕事は初めての経験なので、右も左も分からなくて戸惑うことばかりです。でもすごくワクワクしています!

ーーちなみにクリスマスもみんなで過ごしたのですか?

カオラ:はい。仕事が終わって、そのままみんなで中華を食べに行きました! 小籠包が美味しかったです!

ーークリスマスに中華(笑)。カシンさんはいかがですか?

カシン:僕はもともとすごくネガティブ思考なところがあるのですが、オーディションを通してみんなのおかげでポジティブな気持ちになることができました。こんなふうに変わることができた自分の姿を皆さんに知ってもらうことで、コロナ禍で悩んでいる人や自分に自信が持てない人たちに、少しでも勇気を与えられたらと思っています。

ルナ
ルナ

ーーオーディションでは清水翔太さんに厳しい言葉もかけられていましたけど。

カシン:はい。日々メンバーのみんなに助けられています。でも甘え過ぎてしまって、たまにネガティブな側面が出てしまう時もあって……。

ヒロキ:そんな時は、僕らが全員でガツンと言ってやります(笑)。カシンはすごく熱い男なので、ネガティブな思考が出てしまうのは、熱いからこそなのかなと思うんですけどね。

ーータイラさんは、今はどんな気持ちですか?

タイラ:この1カ月いろいろな活動をさせていただいていて、まだやっていないことや、これからやりたいこともみんなで話し合っているところなんですけど、応援してくださる方に喜んでもらえることを、たくさんできたらいいなと思っています。そのためにもっともっと頑張ろうという気持ちですね。

ルナ:「Timeless」が配信された時は、友人や家族はもちろん、幼なじみからも連絡がきました。『ワンビリ』の視聴者の方にも改めて聴いていただいて、たくさんの応援コメントをいただいて、もっと頑張ろうという気持ちになりました。すごくワクワクした気持ちと同時に、「気を引き締めて頑張っていかないと!」という気持ちです。

ケイジ
ケイジ

ーールナさんは清水翔太さんから歌をすごく評価してもらっていましたが、プレッシャーを感じることはないですか?

ルナ:歌だけは誰にも負けないです。だからプレッシャーはありません!

タイラ:頼もしい!

ヒロキ:さすがZILLIONの歌姫!

ーーモカさんはいかがですか?

モカ:12月22日にプレデビューさせていただいてから、ZILLIONの存在を世の中の人に知っていただいて。応援のメッセージをたくさんいただいて「ついにアーティストになるんだな」という実感が湧きました。オーディションの時は自分の夢のために最後まで駆け抜けようと頑張ったんですけど、これからはプロとして、たくさんの人に夢を与えられるアーティストになりたいなと思っています。

ーー家族では誰が一番喜んでくれましたか?

モカ:お母さんがすごく喜んでくれました。レッスンが遅くまでかかった時は、迎えに来てくれたり、すごく支えてもらったんです。いつもは無口な弟も、『ワンビリ』をずっと見てくれていて、「おめでとう」って言ってくれました。

ヒロキ:絶対学校で自慢してるよ。「モカはお姉ちゃんなんだぜ!」って(笑)。

ヒロキ
ヒロキ

ーーヒロキさんは?

ヒロキ:オーディション中は自分を高めることに必死だったんですけど、アーティストデビューするというところで、もっと大きなキャパでパワーを与える存在にならなきゃいけないなと改めて思いました。責任感とか、立ち居振る舞い一つにしても、アーティストとしての自覚やプロ意識をもっと持たなきゃダメだなと今感じています。

ケイジ:今は、この環境に対して感謝の気持ちでいっぱいです。高校を卒業して働きながら音楽を続けていて、ずっと気持ちを共有する仲間もなく一人でやっていたので、いつしか何のためにやっているのか分からなくなったことがあって。そうした経験があったので、苦楽を共にする仲間ができたことがすごく嬉しかったし、その仲間と一緒にプレデビューすることができて、それが今は何よりも嬉しいです。絆とか友情といったものに、救われてきた1年でした。

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