Aimer、BiSH、マカロニえんぴつ、Girls²、優里……1月12日リリース新譜5作をレビュー

Girls²『We are Girls²』

 9人組ガールズグループ、Girls²による初のフルアルバム。メジャーデビューから約2年半の間にリリースされた楽曲に加え、新曲2曲を加えた全15曲を収録。中でも、リード曲として先行配信中の「80’s Lover」はその名の通り、80年代サウンドをフィーチャーしたアップテンポのダンスナンバー。ラップにも挑戦し、これまでにない大人っぽい表情を見せる。また、「人人人生紹介ソング」はボカロ楽曲風の高速ビートにのせてメンバーが自己紹介していくポップチューンとなっており、今後ライブの定番曲になりそうだ。『ひみつ×戦士 ファントミラージュ!』『ポリス×戦士 ラブパトリーナ!』『ガル学。〜ガールズガーデン〜』(すべてテレビ東京系)といった自身らが出演した番組の主題歌も網羅した、ベスト盤的な楽しみ方ができる1枚。(渡部)

Girls² – We are Girls² (Trailer)

優里『壱』

 ストリーミング累計5億回を突破した「ドライフラワー」から最新ヒット曲「ベテルギウス」まで、2019年以降にリリースされた楽曲に加え、新曲6曲を収録。2020年代のJ-POPの在り方を象徴する存在となった優里の1stアルバムは、これまでの軌跡が刻まれると同時に、シンガーソングライターとしての新たな進化が実感できる作品となった。ファンクネスをたたえたトラックと聴く者を鼓舞する「花鳥風月」、ネオソウル系のグルーヴとともに揺れるアイデンティティを綴った「ミザリー」など、新曲も魅力的。真ん中にあるのはもちろん、生々しい感情をリアルに反映した歌詞、そして、喜怒哀楽をビビッドに描き出すボーカリゼーションだ。(森)

優里 『ベテルギウス』Official Music Video

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