MAMAMOO ムンビョル、SEVENTEEN ウジ、BTS SUGA……作詞でも注目されるK-POPメンバー

 BTSのSUGAは、グループが世界的な評価を得ている中で、作詞家としても大いに活躍を見せてきた。SUGA自身ラッパーであることから、BTSの数々のヒット曲の制作に参加してきたほか、SUGAのソロプロジェクトであるAgust Dとしての活動も行ってきた。Agust Dとしての作品は、SUGAが作り上げる世界観ということもあり、その個性を全面的に感じることができる。印象的なのは、「Agust D」をはじめとする楽曲にある挑戦的かつ本心が溢れる歌詞だ。SUGAの作詞は、攻めたアーティストスタイルの軸を担っていると言えるだろう。BTSの楽曲でも同様の印象を受けることが多いことから、楽曲制作におけるSUGAの影響力の大きさが窺える。

Agust D 'Agust D' MV

 また、女性アーティストのプロデュースも積極的で、IUやHeize、SURANといったR&Bシンガーに提供した楽曲が軒並みヒットしている。中でも、SURANに提供した「WINE」は、『Melon music award』や『Golden Disc Award』で受賞するといった実績もあるのだ。さらに昨年は、三代目 J SOUL BROTHERS の登坂広臣のソロプロジェクト・ØMIの楽曲「You」のプロデュースを務めたことは、大きな話題となった。SUGAが個人としても世界の舞台でプロデューサーとして輝く日を期待したいところだ。

WINE (오늘 취하면) (Feat.Changmo) (창모) (Prod. SUGA)

 作詞家やプロデューサーとして実績を残すことは、聞き手へのパフォーマンスへの説得力にも繋がる。彼らの活躍により、今後のK-POPシーンはさらにクリエイティブのレベルが高くなっていくだろう。

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