ØMI(登坂広臣)「You」も話題 BTS SUGA、楽曲プロデュースの特徴は?
BTSのSUGAが、ØMI(オミ)名義でソロ活動をしている登坂広臣(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)のニューデジタルシングル『ANSWER… SHINE』にて、リード曲「You (Prod. SUGA of BTS)」をプロデュースした。
BTSのメインプロデューサーという顔を持ちながら、これまでも数々のアーティストともコラボレーションしてきたSUGAだが、日本のアーティストへのプロデュースは今回が初めてだという。しかも、その相手がダンス&ボーカルグループたちが活躍しているLDHということもあり、驚きの声が多く上がった。
これまで日本におけるボーイズグループを有する事務所同士の関係性といえば、良きライバルとして切磋琢磨していくイメージが強かった。だからこそ、今回のコラボに新しい流れを感じずにはいられない。「いい音楽を作りたい、そのためにこの人と手を組みたい」そんな純粋な想いが叶う風通しの良い空気が漂っている。
ØMIはインタビューにて、かねてよりLDHとBTSの所属するHYBEとが、いいエンターテインメントを作り出そうというプロジェクトを始動させていたことを明かしている。登坂自身もプロデュース側、スタッフとしても参加してきたものの、コロナ禍によりその動きがなかなかスムーズに行かなくなったとも。だが、そんなピンチを逆手に取ったのが、今回のコラボとなったようだ。
「こういうときだからこそ、アーティスト同士で何か面白いことができたらいいんじゃないですかねって提案させていただいて。その中で、自分からSUGAくんにオファーを出させていただいた」と続ける。
ØMIにとって、『ANSWER… SHINE』は前作のコンセプト「影」とは真逆の「光」をテーマにしたもの。なかでも「You」はYou=ファンや応援してくれるすべての人に向けたメッセージを込めた楽曲だ。
「直接話しかけるような世界観で制作しました」というように歌い出しから〈何が幸せ? なんて問いかけてた 教えてくれたよね〉と身近な人に語りかけるような歌詞が聴こえてくる。楽曲を制作&レコーディングしながらも「もっとこういうバージョンが聞いてみたい」「もっとこういうことにトライしてもらいたい」とSUGAとの積極的な意見交換もあり、「本当に音楽を楽しみながら制作ができた」と振り返った。