大野智、嵐『ARASHI 5×20 FILM』全国公開初日に迎える誕生日 観客の目と耳を奪うライブパフォーマンス

 11月3日にドルビーシネマ限定公開された、嵐の初のライブフィルム『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』がついに11月26日全国公開を迎えた。2018年11月から2019年12月まで1年以上にわたり開催され、計50公演、累計237万5000人の動員を記録した、嵐20周年ツアー『ARASHI Anniversary Tour 5×20』。本作は2019年12月23日、「シューティングライブ」と題し東京ドームに5万2000人の観客を集め125台のカメラで捉えた。通称ムビチケと呼ばれるチケット販売時をはじめ、ドルビーシネマ初日のチケット予約など一時サーバーが繋がりにくい状況となり、活動休止中でありながらも圧倒的な人気の高さを見せつけている。東京、大阪、福岡などドルビーシネマ全7館での上映から約3週間を経て、全国のファンが再び夢の続きを体感することになる。さらに公開日の11月26日はメンバーの大野智の41歳の誕生日。3日の舞台挨拶には大野からのコメントも披露され大きな話題となった。本稿ではこの機会に大野のライブパフォーマンスの魅力について改めて考察してみたい。

唯一無二の無重力ダンスと振付師としての才能

 大野のライブパフォーマンスを語る上で外せないのは唯一無二のダンスであろう。大野が嵐の振り付けを担当するようになったのはソロ曲「TOP SECRET」(2004年)がスタート。バラエティ番組でみせるほっこりとした姿とは別人の、キレのある流麗な姿に一目ぼれしたというファンも多いのではないだろうか。大野のダンスについては“無重力ダンス”と称され、時に「まるで背中に羽が生えているよう」と表現されることがある。手先、足先はもちろん、視線に至るまで完全に自身の動きをコントロールしていることに驚かされる。ライブ会場では大野のソロコーナーが始まると、一挙手一投足を一瞬も見逃すまいと一斉に双眼鏡を構えるファンの姿も見られた。

 その才能は自身のダンスだけでなく嵐の楽曲の振り付けでも発揮された。大野の振り付けはファンの間でも好評で、特に「CARNIVAL NIGHT part2」はファンも一緒に踊れるパートが作られており、長きにわたってライブで披露される度に嵐とファンの一体感を生み出していた。松本潤主演の月9ドラマ『失恋ショコラティエ』(フジテレビ系)の主題歌「Bittersweet」をはじめ「時計じかけのアンブレラ」、自身が主役を務めた映画『忍びの国』主題歌「つなぐ」など楽曲とメンバーの魅力を引き出す繊細かつ大胆な振付が印象的だ。ジャニーズにおいて自らグループの振り付けを手がけているタレントは少なくないが、大野の振り付けには優しさと力強さ、華やかさ、艶やかさなど多角的な魅力が共存しており、卓越した才能のたまものと言えるだろう。『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』の「つなぐ」~「Face Down」に繋がるダンスブリッジも秀逸で必見である。



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