BALLISTIK BOYZ、大人な魅力を発揮した集大成 『EXILE TRIBUTE』への感慨や新たな挑戦への意欲も

BALLISTIK BOYZ、大人な魅力

 2021年には海外のトレンドを意識した作風の「Animal」「SUM BABY」といったシングル曲で、幅広い層の注目を集めたBALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE。11月24日には、7人のメジャーデビュー以降の軌跡を物語るような2ndアルバム『PASS THE MIC』をリリースした。万全の意気込みで臨む有観客ツアー『LIVE TOUR 2021 “PASS THE MIC”~WAY TO THE GLORY~』本章への思いや、話題沸騰中の『EXILE TRIBUTE』企画、さらに2022年に向けての抱負など、盛りだくさんに語ってもらった。(古知屋ジュン)

歌や振り付けにたっぷり詰まった新鮮さ

ーー今作『PASS THE MIC』は、2019年リリースの『44RAIDERS』以降のシングルやJr.EXILEの「WAY TO THE GLORY」のBALLISTIK BOYZバージョンに、新曲も3曲加わってバラエティに富んだ内容になりましたね。デビュー作の1stアルバム『BALLISTIK BOYZ』とはずいぶん雰囲気が変わったのではないかと。

砂田将宏(以下、砂田):曲調もそうですし、もちろん自分たちの歌い回しも1stの頃とは聴いた感触がかなり違うと思うんです。それにプラスして『PASS THE MIC』は今までやってきた楽曲と新曲を並べる形になったので、自分たちの変化や進化がよりわかりやすく見てもらえるのかもしれないですね。

ーー1stアルバム『BALLISTIK BOYZ』は粗削りな中にもかなり勢いがありましたが、今回はサウンドや詞の世界観としても大人っぽくなりましたよね。

砂田:確かにそうですね。これまでの楽曲は比較的攻めたサウンドの楽曲が多かったので、アルバムで1つの作品として聴いてもらうにあたって、もう少しじっくり聴いてもらえる楽曲も欲しいなということになりまして。それで新曲3曲は、ミディアム寄りなものにしました。

砂田将宏、日髙竜太、松井利樹

ーーリード曲の「All Around The World」が歌詞はすごく攻めていて熱い部分もありながら、曲調がミディアムなのはそういう意図もあってのことだったんですね。

海沼流星(以下、海沼):楽曲自体も本当にカッコいいんですが、歌詞にも自分たちが今まで思い描いてきた理想や叶えたい夢、今後向かっていきたい目標などがしっかり刻まれているので、自分たちとしても歌っていて自然と気持ちが高まる楽曲です。最初に聴いたときから「今回のアルバムのリード曲にふさわしい楽曲だな」と素直に思っていました。

BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE / 「All Around The World」Music Video

ーー歌割りはどう決めたんですか。

日髙竜太(以下、日髙):ボーカルパートは一度4人ぞれぞれで歌ってみて、ハマるところを担当するという感じでした。最近の楽曲はほとんどそうやって決めるようになっています。

ーーシングル『SUM BABY』のインタビュー(※1)では、ユニゾンではなく各メンバーのパートがしっかり独立しているパターンに挑戦したということでしたし、歌割りの部分も結成当時とは変わってきたんですね。「All Around The World」では皆さんの声の質感が違って聞こえるような気がします。特に松井さんの声がかなりハスキーでオトナ感がありました。

松井利樹(以下、松井):ありがとうございます。レコーディングでは何度か歌ったんですが、何か指摘があって歌い直したりすることがなくて、1回目から「いいね、その感じで!」とスタッフさんにも背中を押してもらいました。変に意識せず、自分の好きなようにやらせてもらったのは初めてかもしれません。

ーーレコーディングやステージを積み重ねてきた経験がそうさせているのかもしれないですね。

日髙:それぞれ曲数もかなり歌ってきましたし、やっぱり出せる歌声のレンジや表現の引き出しが、どんどん増えてきているかもしれないです。

ーー振り付けの担当はどなたでしょうか。

奥田力也(以下、奥田):BALLISTIK BOYZのオリジナル楽曲では初めて、メンバーではなくchihiro uenoさんという振付師さんにお願いしました。

砂田:海外でも活躍されていて、BALLISTIK BOYZ関連だと「SHOCK THE WORLD」(『BATTLE OF TOKYO 〜ENTER THE Jr.EXILE〜』に収録されているFANTASTICS from EXILE TRIBEとのコラボバトル楽曲)とか「WAY TO THE GLORY」でお世話になっていますね。

日髙:僕たちがEXPG STUDIOに通っていた頃からダンスを教わっている先生なので、自分たちのよさも引き出しつつ、カッコいい振り付けを作ってくれるんじゃないか、ということでお願いしました。自分たちで振り付けや構成を作る楽曲とはニュアンスが全然違って新鮮なので、早くファンの皆さんにも見てもらいたいです。MV以外の動画も検討しているところなので、楽しみにしていてください。

加納嘉将、奥田力也

JAY’EDが描いた“BALLISTIK BOYZの休日”

ーーMVについても教えてください。

奥田:今回はソロでそれぞれシチュエーションがあり、いろんな楽しみ方ができると思います。全員で揃うシーンもそうですが、全体的に壮大なシーンが多いです。夜から夜明けに向かう感じもイメージできるかなとも思いますし、いつもみんなと踊っているので、ひとりで踊るシーンはちょっと寂しかったです(笑)。

ーー新曲の中でも「Day Dreaming」は「SUM BABY」と少し近い感覚がありました。ボーカルとラップがすごく細かく組み合わせられていて、歌とラップの境目がないような。

日髙:その辺りも今の時代の空気を反映して、結成当時とは変わってきているかなと思います。ラップもすごくガツガツした感じではないですし。

深堀未来(以下、深堀):サウンド的にもチル感があって、個人的にお気に入りです。

ーー作詞のJAY’EDさんがどういうイメージでこの歌詞を書かれたのか気になります。

砂田:この曲は“BALLISTIK BOYZの休日”がテーマになっていて、デイオフの過ごし方や休日のストーリーを想像しながら書いてくださっています。JAY’EDさんは結成前からずっとお世話になっているので、僕らのことを知り尽くしているんですよ。なので、休みの日にグループLINEに連絡を入れているのに〈一人既読付かずマジだりい〉とか、かなりどんぴしゃですね。

日髙:みんな、割と既読付いてても返事しないんですよ。

奥田:ビジネスだけの関係かと思われちゃったら困りますけど(笑)。

日髙:あと“BALLISTIK BOYZあるある”としては、みんなのLINEのやり取りを少し見直せばわかるようなことを、未来が必ず「あれ、どうなってたっけ?」って聞いてくる。

海沼&松井:わかる!

奥田:この間もよっしー(加納)に「それスケジュールに書いてあるよ?」みたいに冷静にツッコまれてたよね。

加納嘉将(以下、加納):本当に!

深堀:(苦笑)

海沼流星、深堀未来

ーーさりげない中にも皆さんのキャラクターや関係性が出ていると。振りはもう付いているんですか。

奥田:全編振りがあるわけではなく、ファンの方々が一緒に踊れるような可愛い振り付けをサビで少し作っています。

ーー歌詞にも〈BBZ Family〉が出てきますもんね。

深堀:僕たちにとっても大事なキーワードなので、〈BBZ Family〉が歌詞に出てくることは僕たちも嬉しいです。

ーー「In My Eyes」はボーカルチームの楽曲ということで、1stアルバムの「Crazy for your love」のような雰囲気を想像していたんですが、すごく大人っぽくて、いい意味で予想を裏切られました。

奥田:自分たちの楽曲なんですけど、本当にセクシーなんですよね。

深堀:「Crazy for your love」から「Strangers」(シングル『ANTI-HERO’S』収録)、そして「In My Eyes」と、ボーカルチームの楽曲もリリースのたびにだんだん大人になっているんですよね。

ーー歌って踊るというよりも、ストレートにボーカルグループというような仕上がりですね。

砂田:こういうスタイルでの歌い分けというか、サビを全員でコーラスのようにして歌うのも初めてですし、今ちょうどツアーのリハーサル中なんですが、生で歌うとまた気持ちいい曲なんですよ。早くこれを皆さんにも聴いてほしいなと思います。

加納:もともと“こういうテイストでやってみたい”とスタッフさんとも話している中でいただいた楽曲で、コーラスを重ねることで改めて自分たちの力量や課題も見えてくるのかなとも思います。憧れの人へ向けたメッセージみたいな歌詞なんですが、ファンの方々にも共感してもらえるような内容になっていると思いますし、ライブ映えするバラードじゃないかなと。

奥田:今回の新曲3曲はツアーで初めて披露することになるので、ファンの皆さんの反応も楽しみです。

海沼:「なんだ、この曲は?」っていう反応とか、楽しみで仕方ないですよね。

松井:夏にやっていたツアーとタイトルは同じですが、ライブ自体は全く新しいものになっています。

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