櫻井翔だけじゃない Sexy Zone 中島健人、Snow Man 岩本照、KAT-TUN 上田竜也……ピアノで魅せるジャニーズたち
静寂のなか、鍵盤にそっと指を置き、楽譜を見ながら慎重に始まりの音を出したーー11月17日放送の音楽特番『ベストアーティスト2021』(日本テレビ系)で、嵐の楽曲「カイト」のピアノ演奏でオープニングを飾った櫻井翔。
嵐のライブフィルム『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM』(11月3日よりドルビーシネマ限定先行公開、11月26日より全国公開)でもピアノ演奏を披露しており、繊細かつ力強いピアノの音色に酔いしれたファンも多いだろう。一般的にジャニーズといえば歌とダンスのパフォーマンスを想像するかもしれないが、実は櫻井のようにピアノ演奏で魅了するメンバーもいるのだ。
まずはジャニーズきっての王子様系アイドル、Sexy Zoneの中島健人もピアノ演奏を得意とする一人だ。小学2年生から習い始めたというピアノを武器にジャニーズに入所。2015年6月放送の音楽番組『UTAGE!』(TBS系)をはじめ、ドラマや映画でも度々披露してきた。2019年3月放送フジテレビ開局60周年ドラマ『砂の器』(フジテレビ系)にも、中島が演じた天才作曲家・和賀がピアノ演奏を披露するシーンが登場する。事前のインタビューでは自分の人生のターニングポイントに必ずピアノが出てくると話し、「ピアノから逃れられない、『宿命』なんですよ」(※1 )と語っていたほど。“これぞアイドル!”という期待を裏切らない中島。今後も宿命と話すピアノが、グループのパフォーマンスや彼の出演作品とどう絡むのかも見どころの一つとなりそうだ。
中島とは対照的に、イメージとのギャップを感じるのがSnow Manの岩本照。岩本は雑誌『Tarzan』で「筋肉吟遊詩人・岩本照 裏切りの筋トレ・メソッド」という筋トレ連載を持つほか、昨年放送の『SASUKE2020~NINJA WARRIOR~』(TBS系)で6回目の出場を果たした。今年3月に出演した『1億3000万人のSHOWチャンネル』(日本テレビ系)では、アクロバットに挑戦するなかで「筋肉痛はAmazonより早く届くプレゼント」という名言を残すなど、ジャニーズきっての筋肉キャラとして知られるが、実はドラムにピアノと音楽分野でも才能を発揮する。グループでは卓越したダンススキルに加えてアクロバットを使ったパフォーマンスをみせるほか、コレオグラファーとしても携わる多才っぷり。どれもストイックな岩本らしい努力の結晶と言えそうだ。
もう一人、ギャップがある人物といえばKAT-TUNの上田竜也も欠かせない。お茶の間には『炎の体育会TV』(TBS系)で見せる熱血っぷりが浸透しているかもしれない。明るい髪色に右サイドを刈り上げたクールなヘアスタイル、鋭い視線と、一見するとやんちゃなイメージがあるが、コンサートではこれまた優しい繊細な音色でピアノ演奏を披露する。上田の伴奏にあわせて亀梨和也、中丸雄一が歌を披露したことも。