関ジャニ∞、築き上げた関西ジャニーズとしての新境地 可能性を広げた独自の歩みを追う

関ジャニ∞の背中を見て育った関西ジャニーズたち

 ジャニーズWESTも、『ジャニーズWEST LIVE TOUR 2019 WESTV!』でライブ中に本格的なコントを取り入れ話題となった。また先輩の活躍を間近で見ていたAぇ! groupを筆頭に、関西ジャニーズJr.から積極的にお笑いやコントに挑戦しようとするメンバーも増えつつある。

 2022年1月31日からは、なにわ男子のプロデュースも手がける大倉忠義による舞台『THE BEGINNING ~笑劇~』が東京・大阪で開演。小島健・佐野晶哉(Aぇ! group)、嶋崎斗亜・當間琉巧(Lil かんさい)、岡佑吏(AmBitious)が出演することが決定しており、関西ジャニーズJr.にとって新たな“NEXT STAGE”が用意された格好だ。

5人体制で新たなフェーズに向かう関ジャニ∞

 「5人としての活動を諦めてないから」「コケるときは前向きにコケよう」。5人体制となった初のシングル『友よ』の特典映像の中で5人が語った言葉だ。相次いだメンバーの退所、コロナ禍で思うようにライブ活動ができなかった時期を経て、関ジャニ∞が再び動き出す。ニューアルバムのリリースに続き、アルバムを引っ提げての全国ライブツアー『KANJANI'S Re:LIVE 8BEAT』が11月20日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナを皮切りにスタートする。今回のアルバムについてメンバーは、「新しいものを詰め込み過ぎず、関ジャニ∞らしさや安心できる部分も盛り込めた」(丸山隆平)、「ファンにとって関ジャニ∞の音楽が一番の浄化剤になったらいい」(安田章大)と語っている。5人体制になったことでバンドとして変化を余儀なくされ、新たな局面を迎えたことが結果的に関ジャニ∞自体を次のフェーズへと推し進めたように思う。ことあるごとに彼らが言い続けてきた「ピンチこそチャンスや!」をeighterが体感できるアルバム、ツアーに期待したい。

関ジャニ∞ - 稲妻ブルース @ベストヒット歌謡祭2021

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